財団活動日記&ニュース
2011年12月08日
 2校連携の合同公開授業研究会を開催
 

11月30日、今年度の特別研究指定校である守口市立橋波(はしば)小学校で、合同公開研究会が開催されました。中学校区が同じである三郷小学校との合同研究会で、両校は、共に総務省ICT絆プロジェクトの指定校の関係でもあります。

当日は、約300名の参加者があり、市内の小学校ばかりでなく、中学校の先生や市外の先生方、総務省近畿総合通信局や企業関係者の方など、多数参加されていました。

公開研究会は、公開授業(両校で実施)と全体会(橋波小学校で実施)の2部構成でした。橋波小学校での公開研究会(全体会から合同開催)は、

13:30 〜 公開授業(4教科)   
14:20 〜 ポスターセッション(14ブース)
15:00 〜 全体会(研究報告)
15:15 〜 研究討議会(6ブース)
15:55 〜 パネルディスカッション
17:00  終了

の予定で行われました。

○ 公開授業
2年算数 単元名「三角形と四角形」
三角形や四角形の特徴や定義について、理解をより深める学習です。前時で、身の回りの中から、三角形や四角形を探し、デジタルカメラで撮影。その撮影したものを、クラスで共有し、直角三角形・長方形・正方形を見つける活動です。三角形や四角形の特徴や定義を学び(習得)、その習得した知識を活用して思考する、まさに活用型学習を実践されていました。

3年総合 単元名「アニメーションをつくろう」
日本むかしばなし「かもとりごんべえ」の動画を見ながら、各シーンの台詞をつける学習です。少人数で話し合い、役割分担をしながら考える活動を実践されていました(1班1台のタブレットPCを使用)。

5年社会 単元名「くらしを支える情報」
情報ネットワークの有効性について考える学習です。前時で、緊急地震速報が届くまでの、情報ネットワークについて学習しました。本時では、その振り返りの後、地元の公園写真を使い、もしもそこで地震速報が流れたらどうするかを、1人1台のタブレットPCを使用して、考える活動をされていました。

6年図工 単元名「作者の考えを読み取ろう」
反戦絵画としてピカソの〔ゲルニカ〕を取り上げ、鑑賞する活動です。前時までに、総合的な学習のテーマ『平和について考えよう』から、平和への願い・戦争に対する憎しみや悲しみなどを画用紙に表現。そして、友だちの作品を見て表現したかったことを考える活動から、作者の思いや意図を想像し、理解する学習を行いました。本時では、〔ゲルニカ〕を鑑賞し、細部にわたって気づいたことや表現のしかたについて話し合い、作者の強い怒りや思いを理解させていました
(1班1台のタブレットPCを使用)。


○ ポスターセッション
体育館に、学年と教科別に14ブースのポスターを掲示し、各担当教諭が説明をされていました。


○ 研究討議会
5時間目に行われた4つの研究授業と三郷小学校から2つのテーマについて、討議会が行われました。事後研究会の公開版のような試みで、研究の取組みを他校へ発信し、他校と共有していくような積極的な姿勢を感じました。


○ パネルディスカッション
「ICT活用のさらなる充実を目指して」をテーマとして、コーディネータに木原教授(大阪教育大学)、パネリストに余田教授(同志社女子大学)、永田准教授(兵庫教育大学)、橋本教諭(守口市立三郷小学校)の4名が登壇して、ディスカッションが行われました。前半、両校のICT活用の特徴と課題について共有し、後半に他校の事例等を交えながら、さらなる可能性について具体的な提案などが行われました。


○ 感想
橋波小学校の、子どもの表現力や思考力を育むための積極的な姿勢は、学校全体に浸透し、さらに中学校区全体に広がっていることを、改めて感じました。橋波小学校は、当財団関係だけでも、2年連続の実践研究助成校と特別研究指定校の採択実績があります。ICT活用、並びに授業改善の成果を示す、証の一つと思いました。

[参考]
橋波小学校授業研究の取り組み
リーフレット版
(表紙)
守口市のめざすICT教育
(表紙)

橋波小学校の今までの活動報告

橋波小学校の基本情報
平成23年度4〜7月の活動報告

橋波小学校の財団職員によるレポート

5年人権教育 難しいテーマを身近な存在へ(平成23年11月2日)
1人1台のタブレットPC、4年理科で実践!(平成23年7月7日)
1人1台のタブレットPC、6年国語科で実践!(平成23年5月19日)
話題のタブレットPC、いよいよ実践開始!!(平成23年4月26日)


2011年12月08日(木)UP (田上)

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