財団活動日記&ニュース
2012年7月11日
 新聞づくりを通じて情報活用の実践力をつける
 

6月22日に第38回特別研究指定校である京都市立一橋小学校の校内授業研究会が行われました。

今回は4年生の国語「新聞のとくちょうと作り方を知ろう」の単元での授業研究でした。
一橋小学校はNIE(Newspaper in Education(教育に新聞を))の実践を始めて4年目になります。学校内にはたくさんの種類の新聞が置かれており、子どもたちはいつでも閲覧することができます。
また、研究授業の前日には京都新聞の記者の方をゲストティーチャーに招き,新聞の割り付けを学んでいます。


【研究授業】
この日の授業の目標は、子どもたちが書いた記事の下書きをもとに、グループで話し合って割り付けをすることができることです。
まず司会の子どもが中心となって、前時の振り返りと本日のめあての確認をします。
新学期が始まって3ヶ月でこのような授業スタイルが確立していることは、日頃の先生の授業規律の指導の賜物だと感じます。

前時までに学んだ割り付けについてのポイントを確認した後、グループで割り付けについて話し合います。効果的に話し合いを進めている姿は先生がデジカメで撮影します。それをすぐに大型テレビに映して、そのよさを先生が説明し、話し合いがよりよく進むようにしておられました。どのグループも非常に活発に議論している様子が印象的でした。

話し合いの結果は各班毎にホワイトボードに割り付けを書き、最後にグループでそのような割り付けをした理由と共に発表します。4年生としては少々難しい課題にも関わらす、どのグループも割り付けの理由までしっかり発表できていました。

【事後研究会】

事後研究会ではKJ法によるグループ討議のあと全体討議が行われ、今日の授業についての活発な意見交換がなされました。KJ法によるグループ討議は昨年からされているそうで、授業研究会をより実りあるものにする上で、非常に効果があがっているそうです。

最後に財団のアドバイザーである玉川大学教職大学院の堀田先生および京都市総合教育センターの岩渕先生からアドバイスがありました。
岩渕先生からは国語科の観点から、単元を貫く言語活動を位置づけて、付けたい力を見極めて指導することが大切とのアドバイスをいただきました。
堀田先生からは今後の研究の進め方に言及され、研究テーマを絞ることが大切だということ、またそれに沿った授業研究会そのものの在り方を考えていく必要があるとのアドバイスをいただきました。

一橋小学校は平成26年度に小学校3校中学校1校が統合し、5・4制の小中一貫校として再出発する学校です。今年度も、〜教科学習の中で情報活用の実践力を系統的に育成するための小中一貫カリキュラムの開発〜をテーマに上げられています。
財団の特別研究指定校としての2年間で、どのように研究が進み、統合時にスムーズに情報活用の実践力が育成できる授業を教科学習の中で行うことができるのか。その成果とプロセスを私たちも伝えていきたいと思います。


2012年7月11日(水)UP (桐井)

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