財団活動日記&ニュース
2012年7月12日
 昨年の成果を踏まえ、2年目の研究へ
 

大阪府守口市立橋波(はしば)小学校に、今年度1回目の訪問指導日として、参加させて頂きました。当日は、同じ中学校区域である三郷小学校からも、授業を参観されました。


○研究授業(5年 社会科)
単元名「稲作にはげむ人々」、単元計画(全10時間)の5回目の授業です。本時は、「農薬・化学肥料を使った農業」と「有機栽培農業(無農薬)」について考えさせるという、非常に難しい問題に取り組む学習です。また、前時までの視点からは変わる授業でもあります。そこで、まず、NHK学校放送番組(動画)を視聴し、関連する情報を短時間で習得する活動から始められました。
授業の流れを次に記します。

@動画を視聴(5分)
[電子黒板・NHK教材]
A良い点・悪い点の比較(10分)
[黒板・模造紙・映像画面の印刷物]

B課題提起「農薬・化学肥料を使うことは、賛成ですか? 反対ですか?」
意見の書き込み(15分)[タブレットPC・バタフライチャート※]
※賛否の強さに応じて、強い反対・反対・賛成・強い賛成の欄内に記入

C友達の意見を共有 [コラボノート・付箋機能]
自分の意見をまとめる(10分)[紙・えんぴつ]

流れのよい授業で、まず動画から知識を習得し、友達の意見共有から考えを再構成し、個人の思考を深める活動をされていました。また、児童らのタブレットPCの操作がとてもスムーズで、日常的に利用している様子がよくわかりました。

○討議会

研究授業を振り返り、教員同士で意見交換が行われました。橋波小学校では、討議会の進め方にも工夫をされています。*参考:昨年度の取組み

今回は、黒上晴夫先生(関西大学教授)が推奨するシンキングツールを活用し、研究授業の成果や課題を整理されていました。 

<討議会での意見(抜粋)>
●コラボノートにより、友達の意見の共有が効率的にできていた
●ビデオを見る前に、見る視点を与えた方がよかったのではないか
●生産者の立場と消費者の立場を意識させたい etc.

<永田智子先生(兵庫教育大学准教授)より> 話し合いの方法について、用途や効果を交えて、解説されました。また、思考は、「知識を活用して思考したか」が評価のポイントとして、例えば、自分と違う意見を読ませ、その反論を書くような手立てなどを指摘されていました。

引き続き、実践活動を追っていきたいと思います。


橋波小学校の今までの活動報告

橋波小学校の基本情報
平成23年度1〜3月の活動報告

橋波小学校の財団職員によるレポート

1年生が学年を超える目標に挑戦! 思考の手立てを追及(平成24年2月10日)
2校連携の合同公開授業研究会を開催(平成23年12月8日)
5年人権教育 難しいテーマを身近な存在へ(平成23年11月2日)
1人1台のタブレットPC、4年理科で実践!(平成23年7月7日)
1人1台のタブレットPC、6年国語科で実践!(平成23年5月19日)
話題のタブレットPC、いよいよ実践開始!!(平成23年4月26日)


2012年7月12日(木)UP (田上)

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