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2013年12月06日

◆ 全国からの参加者をチームワークで迎えた研究発表会

 

徳島県立盲学校の研究発表会イメージ1

徳島県立盲学校が、特別指定校として2年目の研究発表会を開催しました(11月22日)。当日は、北海道から九州まで、全国の特別支援学校の他、国立特別支援教育総合研究所や国立障害者リハビリテーションセンターからの参加もあり、総勢50名程の来場者の中、下記のような時程で研究発表会が行われました。

徳島県立盲学校研究発表会スケジュール

徳島県立盲学校は、研究課題を「ICTを活用した視覚障害者の学習環境の構築と授業実践」として、タブレットPCを用いた職業教育の実践研究に取り組まれてきました。全盲や弱視の教師と生徒の見え方に合わせて取り組んできた成果を、授業で見てもらい、そして、ワークショップで、参加者と直接話し合える機会を設けられました。

<公開授業:計10クラスの様子>

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徳島県立盲学校の研究発表会イメージ10 徳島県立盲学校の研究発表会イメージ11 ※iPad、タブレットPC、大型モニター、画面転送システム、授業支援ソフト、自己学習システム等を活用

<ICTワークショップの様子:授業者が各ブースで説明・参加者は疑問や悩みを直接質問>

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<全体会>

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全体会では、徳島県教育委員会の挨拶で始まり、研究主任からの研究成果発表と続きました。発表では、研究の背景や目的のほか、全国の盲学校を対象に行ったアンケート調査、iPadやタブレットPCを活用した実践授業の紹介、画面転送やデジタル教材、自己学習システムなどの実践報告が行われました。研究成果発表のあと、参加者からの質問用紙を集め、休憩をはさんで質疑と続きました。質問には、ICT活用の仕方やその効果、導入上の問題、著作権の取り扱い、研修や支援員の状況、小学部や中学部の実践など様々あり、担当者が丁寧に答えていました。次に、戸川聡先生(四国大学准教授)から、ICTを活用した省察的実践をテーマとした講演が行われました。続いて、金子健先生(明治学院大学教授)から、特別指定校の2年間を振り返り、「当初は、コネクタのつなぎ方から困っていたが、今日の授業やワークショップでは、堂々として、誇らしく見えた。特に、年配の先生が変わり、学校全体のチームワークがとてもよくなった。」と感想を述べられ、特別支援教育におけるICT活用について講演して頂きました。講演では、国連条約や障害者基本法、障害者差別解消法の解説、“合理的配慮”という考え方、認知発達の視点から五感を活用した学習支援などについて話をして頂きました。最後に、佐藤広文校長が挨拶と今後の抱負を述べられ、盛況に終えました。今日に至るまでに、教員同士で何度も討論を繰り返されてきたそうです。発表会では、教師も生徒もみんな笑顔で取り組まれていたことが印象的でした。本当にお疲れ様でした!

徳島県立盲学校の授業風景10

<補足>控え室の様子:
授業者による当日の公開授業でのICT活用の見どころや2年間の研究の概要が放映されていました。また、自作アナログ教材も展示されていました。

応募要項 認知スタイルに応じたICT活用(2012年9月)
応募要項 わかる授業の実践(2012年11月)
応募要項 ICTの日常的な利用(2013年2月)
応募要項 五感を活用した学習支援(2013年6月)
応募要項 ICT活用の定着と挑戦(2013年10月)

2013年12月06日(金)UP (田上)

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