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2014年03月18日

◆ 小学校5校が一同、合同公開発表会を開催

 

昨年度まで特別研究指定校であった兵庫県西宮市立北六甲台小学校にて、合同公開研究会(2月21日)が開催されました。西宮市の北地区5校の小学校(山口小学校・北六甲台小学校・名塩小学校・東山台小学校・生瀬小学校)が連携し、研究課題「5校で取り組むICT活用(デジタル教科書)での授業改善 -拠点校を中心とし地区で連携した教員研修体制の試行-」に取り組み、その集大成として、合同の研究発表会を実施されました。

西宮市立北六甲台小学校イメージ1 西宮市立北六甲台小学校イメージ2 西宮市立北六甲台小学校イメージ3 西宮市立北六甲台小学校イメージ4
学年等 授業者(所属小学校) 教科 分科会:指導助言者
特別支援 東田晶明(北六甲台)
竹島智美(北六甲台)
国語
算数
特別支援教育課指導主事
曾澤寿之先生
1年 大下純平(東山台) 国語 学校教育課指導主事
来栖守先生
2年 盛佑輔(生瀬) 算数 学校教育課係長
粟屋邦子先生
3年 市川心吾(東山台)
葛原祥太(山口)
算数
社会
学校情報システム課指導主事
岩本康裕先生
4年 渡邊栄子(北六甲台)
小山聡子(北六甲台)
理科
算数
学校教育課指導主事
渡辺昇先生
5年 安部明直(名塩) 国語 学校教育課指導主事
仁木雄次郎先生
6年 小河内直樹(北六甲台)
南山拓也(北六甲台)
社会
国語
学校教育課指導主事
金井温宏先生

当日は、公開授業(5校時・6校時)と分科会(7会場)、全体会が行われました。特筆すべきことは、会場校以外の学校に所属する先生は出前授業となり、会場校の先生の一部は出前クラス(担任する学年と異なる学年で授業)となり、担任クラスではないクラスで公開授業を実施したことです。そのため、指導案検討会はもちろんのこと、授業者とクラス担任との打合せや授業見学等が担当者間で行われ、当日以外にも学校や学年の違う教師間の交流機会がありました。西宮市教育委員会も7名の指導主事が参画し、多くの関係者を取り込んだ、力の入った取り組みとなりました。

西宮市立北六甲台小学校の研究発表会イメージ5 西宮市立北六甲台小学校の研究発表会イメージ6 西宮市立北六甲台小学校の研究発表会イメージ7 西宮市立北六甲台小学校の研究発表会イメージ8
特別支援(算数) 特別支援(国語) 1年(国語) 2年(算数)
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3年(算数) 3年(社会) 4年(理科) 4年(算数)
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5年(国語) 6年(社会) 6年(国語) 自習の様子
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クラスを提供した担任 出前授業を見守る
先生方
分科会の様子(1) 分科会の様子(2)

今回の公開授業の多くは、担任クラスではないクラスです。そのため、自己紹介から入る場面もありましたが、授業を進めるうちに、日常的に接する担任クラスと変わらないような雰囲気で授業を進められていたことが印象に残りました。普段の授業と変わらないように見えましたが、授業者に伺うと、「児童の反応が違うことが勉強になった」そうです。「反応が予測できないので、丁寧に進められるよう様々な準備や工夫を考える機会となった」「同学年・同時期の(授業ルールの違う)児童と反応の違いを知ることができ、自クラスに戻ったとき、児童の引き出し方に広がりができた」の他、(1つ上の)学年で授業をされた先生は、「来年のレベルがわかり、今のクラスに足らないことがよくわかった」といった感想がありました。また、クラスを提供された担任の先生から「発問に答えられない沈黙の時間がとても長く感じた」「普段話す子が話さなかったり、普段話さない子が話したりする場面があり、様々な発見があった」他、授業者と同じ学年団の先生方からも「(事前研は授業者と一緒に取り組んでいたので)自分が授業をしていたら、どうなっていたのかと感じながら授業を参観できた」など、授業者以外の先生にとっても、たくさんの気づきになったようです。

西宮市立北六甲台小学校の研究発表会イメージ21

全体会では、豊田充崇先生(和歌山大学准教授)より、'「教育の情報化」のこれまでと今後の展望'をテーマに講演をして頂きました。ICTを教師が使うことと児童が使うこととは別物として、目指す方向性や国内外の事例紹介、ICTの文具化などについて話されました。最後に、紙でできないことはデジタル化してもできないとして、やはり日々の授業改善が大事であると説かれ、終了しました。

 

西宮市立北六甲台小学校の研究発表会イメージ22

全体会では、5校の校長が分担し、司会、冒頭の挨拶、講師紹介、講評、終わりの挨拶を行われました。また、最後には、北六甲台小学校の校長、教頭をはじめとする任意チームの演奏があり、参加者らと‘上を向いて歩こう’を合唱しました。

 

みんなで取り組む姿勢、チャレンジする意欲、そして、少し背伸びして、できそうなことから始める態度、北地区5校の教師集団の源泉を感じる公開研究会でした。明日の一歩につながるスタートが、また始まったような気がします。合同発表会が今後も続くことを願い、いつも前向きな取り組みにお礼を申し上げます。

 
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2014年03月18日(火)UP (田上)

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