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2014年11月25日

◆  2月の研究発表会に向けて、着実に準備を進める!

 

奈良県立奈良養護学校に、今年2回目の訪問指導として、アドバイザーの堀田博史先生(園田学園女子大学 教授)と伺いました(11月14日)。当日は、2つの授業参観とビデオ参観、来年2月7日開催予定の研究発表会の打合せを行いました。

○授業参観1:小学校(高学年)、集団授業

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「買い物をしよう」をテーマに、買い物の流れを学習する授業です。前時に行った買い物体験を振り返り、どこに買い物に行き、何を買ったのかを、大型テレビに映したイラストや写真を使いながら確認しました。
また、先生方は実際の商品を用いたり、買い物で必要となる挨拶やお礼の言葉を話したりして、様々な角度から子どもたちの興味を引き出し、買い物体験の記憶を想起させていました。
さらに、買うものカードを使い、自分の欲しい商品ではなく、人から頼まれた商品を買う活動も授業に取り入れていました。
授業のねらいは、買い物体験の振り返りおよび教室での買い物ごっこを通じて、買い物の流れを知ることです。そのために、先生が買い物の流れ(手順)を大型テレビに表示して流れを提示するほか、手元にカードなどの紙媒体も準備し、都度確認しながら、丁寧に進められていました。

○授業参観2:中学部、個別授業

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タブレット端末を使った個別指導です。細かい操作を行う指先の動作トレーニングと、集中力を高めるといった目的があります。
この授業の後、授業者は、ICT活用により、子どもたちが時間の見通しを立てることができ、作業の終わりを待てるようになったことを利点として挙げ、今後は子どもひとりで学習できるように目指したいなど、ICTの可能性を話されていました。本時で使用した教材は、フラッシュ(Flash)というアニメーションソフトで作成されています。フラッシュ教材は、畿央大学の協力を得て、大学生が週2回ペースで奈良養護学校の授業を参観しながら、共同で開発を進めているそうです。また、奈良養護学校の教員の中には、研修を受け、独自に開発される方もいらっしゃいます。

○ビデオ参観:高等部・訪問部

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私たちと授業参観の都合が合わなかった高等部の授業と、提携する病院へ教員が訪問する訪問部の授業を、ビデオで参観しました。そして、授業者らから、学習の狙いや児童生徒の様子を伺い、状況を共有した上で、課題等の意見交換を行いました。
拝見した授業は、どちらも、ICT(デジタル)と具体物(アナログ)を使い合わせ、工夫に満ちた授業でした。特に、訪問部の授業では、出先機関で指導を行うため、それぞれに異なる環境で、様々な状態の児童生徒に対応しながらも、努力を惜しまない先生方の取り組み姿勢が印象的でした。

○研究発表会(2015年2月7日予定)について

研究発表会のプログラム内容について、詳細な確認を行いました。当日は、研究報告や講演のほか、20を超える公開授業と複数の分科会を催します。講演や指導助言には、国立特別支援教育総合研究所の金森克浩先生や堀田博史先生(園田学園女子大学)が登壇予定です。また、2年前の研究発表会の経験から、参加者との意見交流の場面もたくさん設定されています。特別支援学校のみならず、特別支援学級にとっても、有用な機会になると思います。
様々な意見交流と継続発展的なネットワークにつながることを期待しております!


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2014年11月25日(火)UP (田上)

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