・板橋区立中台中学校 /平成27年度8-12月期 |
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研究課題と成果目標 |
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[研究課題] 生徒の主体的な学びを重視した授業の工夫・改善<福井大学と連携> [成果目標] ①基礎学力の定着と思考力・判断力・表現力、主体性の育成のために、教科センター方式の導入と活用を通して、ICT機器等の施設・設備を効果的に活かす。 ②課題提示や指導方法の改善を図ったり、効果的に協同学習を取り入れたりするなど指導方法を工夫改善し、生徒の学習課題に対する意欲の向上や学習内容の定着につなげる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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[取り組み内容] ①授業研究に向けた学校組織体制の確立
→授業研究の実施“主体的な学びを重視した授業づくり”
9月 9月8日(火) 9月11日(金) 国語 1年 「話す・聞くこと」:「自分を伝えるスピーチ 効果的なスピーチの方法を知ろう」自分について伝えたいことを工夫し表現する態度を育てながら話し手の立場に立ち、共感的に聞く力を身に付ける。
2年 「書くこと」:「豊かな言葉 短歌十二首 気持ちが伝わる短歌作品にしよう」短歌や鑑賞文を読み味わい、表現の特徴やリズムを理解し、感想を交流し合うことで短歌に関する自分の考えを広げる。
社会 1年 ヨーロッパの人々の生活「農業や食文化の違いを探ろう」EUの結成における人々の結びつきから、政治的・経済的統合がEU域内の人々の生活に与えた影響を多面的に考察する。
3年 人権の尊重と日本国憲法「世界の人権問題に関心をもとう」人権を守るための社会的な規制も必要になることを理解させ、世界規模の人権問題に注目、広い視野で関心を促し、物事を捉える。
数学 3年 2次方程式「図形問題を2次方程式で答を求めよう」図形の問題について、デジタル教科書を活用して数量の関係を理解しながら、2次方程式を利用して解を求め、解の吟味を行う。2クラス3展開の習熟度別少人数指導として年間3回指導者のローテーション・学習集団の編制替えを生かす。
理科 3年 いろいろな運動と物体の速さ「運動の様子や違いを説明しよう」物体の運動のようすを観察し、記録する方法を習得させ、速さと向きの要素、はたらく力と運動のようすの規則性を考える。
2年 化学変化と物質の質量「質量保存の法則を理解しよう」質量保存の法則が成り立つことを確認し、化学変化だけでなく、状態変化など物質のすべてに成り立つことを理解する。
英語 1年 I Like Kendama「一般動詞を用いて表現しよう」友達と意欲的に質問し合うことをねらいとして、展開部分で一般動詞の文法構造を提示ソフトで作成した教材を駆使して、練習を繰り返し、瞬時に共有化するとともに視覚的に文章や単語を入れ替えるなどのパターン練習をできるようにする。
音楽 1年 混声三部合唱「COSMOS」「主体的に音楽表現に取り組もう」混声三部合唱の曲想のイメージをふくらませながら、曲のよさを味わうとともに音楽記号の意味や働きを理解する。
保健体育 2年 男子体育 ネット型 バレーボール「自己やチームの課題を解決しよう」手のひらでボールを打つ様子をタブレット端末で動画撮影し、互いにアドバイスをし合い、実際のゲームに生かす。
2年 女子体育 ゴール型 ハンドボール「自己やチームの課題を解決しよう」自己やチームの課題をタブレット端末で動画撮影し可視化することで見出し、課題解決のための練習方法を考える。
技術 2年 動く紙おもちゃ「機構を理解し、作る楽しさを味わおう」加工しやすい紙のおもちゃを用いて「運動を変化させる仕組み」の既習事項を生かすとともに実際の生活に役立てることを知る。
家庭科 2年 「家庭科 調理実習『さけのムニエル』魚を使った日常食を調理しよう」日常食の調理をグループで協力して実習を行う。実物投影機で調理作業の手順を確認、生徒の盛り付け料理を共有する。
9月 9月17日(木) 国語 3年 「俳句の可能性 俳句十六句」好きな俳句の情景について話し合い、表現に即して具体的な文章で表現する。ホワイトボードやタブレット端末を使用し協同学習を導入する。
10月 10月9日(金) 数学 1年 「比例と反比例」:習熟度別少人数指導授業研究 いろいろな数量の関係から、関数関係にある二つの数量を取り出す。タブレット端末による思考の可視化・多様性の発見
10月 10月22日(木) 理科 3年 「運動とエネルギー」物体のもつ運動エネルギーのまとめとして、実験「ペットボトルのキャップの質量や速さにより動いたキャップの数がどう変化するのか」を調べる。
10月 10月23日(金) 保健体育:保健分野 3年 「喫煙と健康」養護教諭と体育科担当とのティームティーチング指導。健康を害する喫煙について自身の日常の生活の問題点として様々な影響を考える。
11月 11月11日(水) 社会 2年 「欧米諸国における『近代化』~日本を取りまく世界情勢~」資料を読み取ることを通して、生徒の気付きを大切にし、思考の流れに沿って理解を深めていく。
11月 11月26日(木) 国語 2年 「思考力・判断力・表現力及び主体性を育む国語での表現活動:『話し方指導』」自分の思いや考えの根拠を明確にして伝える力を養い、主体的かつ意欲的な態度を培う。
11月 11月27日(金) 保健体育 男子体育2年 「球技 ゴール型 バスケットボール」互いにアドバイスし合いながら自己・チームの課題を確認し合い、課題を解決するための練習方法を見出し、実際にゲームに生かす。
女子体育2年 「器械運動 マット運動」主体的に活動に取り組み、技の習得を目指してマット運動を楽しもうとする態度や自己の課題解決のために練習方法を考えて工夫する姿勢を育てる。
12月 12月18日(金):研究内容・学習指導案の作成 <2月29日(月)研究実践報告会に向けて> ②国・都・区の学力調査状況の推移・考察・検証 →授業改善に向けた課題の設定
③平成28年度教科センター方式校舎へ円滑移行準備
④教科の専門性を高める指導計画・評価計画の作成 ⑤福井大学大学院・先進校視察から得た知見の活用
⑥平成27年度~国・都・区学校支援地域本部設置 ⑦平成25年度~都から学校経営支援部設置 アドバイザーの助言と助言への対応 11月:アドバイザー吉崎静夫教授から ①成果と課題: 1学期7月に提示した「何のために→どの場面で→学力差・個の特性に応じてどのようにICT機器を活用していくかのイメージ化・実践」の課題に対して、9月の授業研究では全教科で展開部分を中心にICT活用が推進され、ICT機器を使ううちにそのよさを見出している。本日の体育分野での授業でも、技能の習得や向上が図られている。特に8月に購入したタブレットが授業の中で有効に活用され、分かりやすい授業が実現している。今後、導入やまとめの使い方も挑戦してほしい。 ②ICT活用・実践・具現化・瞬時の共有化・可視化:導入・展開・まとめのそれぞれの使われ方、タブレットでの動画視聴での「鏡的利用」による可視化が有効であった。生徒は楽しそうに映像を見ていた。自分の姿を具体的イメージで可視化することは、思考面の可視化につながっていく。「導入・展開・まとめ」と「個別・グループ・一斉」とを明示することも試みてほしい。 ③個別・グループ・一斉の授業形態での効果測定:体育分野だけでなく保健分野でも活用が期待される。 ④これからの教科センター方式の教室デザインの意識化:来年度につながる活用の具体化を図る。 ⑤教科センター方式の学校となるからこそ、教科の特質をつかむ:
ICT活用を 11月:アドバイザー岸磨貴子講師から ①成果:
技の習得にステップを設定・練習の回数が増え技の習得の速度が高まっている。生徒自身が主体的に撮影し振り返り話し合いがなされていた。 ③今後の課題:タブレットの活用の幅を広げる:NHK視聴覚ライブラリーのデジタルコンテンツ活用
中学校教科特有のICTの使い方を確立していくこと。 ②ICT活用の日常化・実践積み上げ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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①大学との連携:日本女子大学学生57名との授業研究―いただいたご意見から― 理科:実験の動画によって、内容を思い出したり、理解したり、再確認したりとよく復習ができて授業内容の理解が深まる。電子黒板を使い、時間短縮にもなりメリハリのあるとても楽しい授業であった。 数学:ティームティーチングにより一人の先生が電子黒板を操作し、もう一人が要点を教えたりして、より多くの生徒の関わることができ、生徒の学習意欲というものが上がっているように感じた。 国語:最新機器の活用や生徒の主体性を重視し、自分の作品に友人の考えを取り入れ、よりよいものにしていく作業は、教員・生徒間の活発な言語活動を生み出す効果的な授業デザインだと感じた。 社会:生徒の関心を引き付ける投げかけや的確にほめ意欲を向上させるスキルの重要性を学んだ。 家庭科:50分間の中で説明、調理、試食、後片付けとすべて行うには非常によく考えられた授業案が必要とされ、ICT機器をうまく活用することで授業効率を上げ、授業の幅を広げることができると感じた。 ②近隣小中学校からの授業研究参観の定着 ③来年度入学希望者の増加
平成26年度:121名 新入生説明会での保護者アンケートから 「板橋区の教科センター方式への期待と先生方の熱心な指導が伝わり、とても心強く思います。」 ④「教育新聞」記者による肯定的評価 東京・板橋区立中台中のICT活用 パナソニック教育財団の特別研究指定校 (平成27年12月14日付 教育新聞記事から) 東京都板橋区立中台中学校(北村康子校長、生徒数272人)は、平成27~28年度の(公財)パナソニック教育財団の特別研究指定校として実践研究助成を受けている。平成28年度には教科センター方式校舎の改築が完成する。各教科教室(教科センター)での学習体制や電子黒板、タブレット端末などのICT環境を生かし、生徒の主体的、協同的な学習の実現と思考、判断、表現力を育む実践研究を推進している。11月に行った2年生保健体育の単元「男子・バスケットボール」「女子・マット運動」の授業研究では、グループで互いの動きをタブレット端末で撮影。映像を視聴しながらパスの仕方や動作の確認を行い、良い点や課題を正確につかみながら、習熟度の異なる生徒相互で良いアドバイスを送り合う取り組みを実現している。 ⑤アクティブラーニングの充実:全国学力学習状況調査「生徒質問紙」のデータ成果から
肯定的評価:93.9% すか 肯定的評価:80.3%(都68.0%)
肯定的評価:92.4% たりしていますか 肯定的評価:83.3%(都59.7%) 質問:理科の授業で、観察や実験の結果をもとに考察していますか 肯定的評価:83.3%(都69.3%) ⑥「自分の考えを論理的にまとめ主張する力」について評価指標としての各種コンクール等に多数入賞
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本期間の成果 |
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①授業研究に向けた学校組織体制の活性化 週1回研究推進委員会・運営委員会実施・月1回研修会
<生徒授業評価>
→時間と場の定着・職層推進力強化→学習に対する“慣れ”への指導の教科 ②保護者による評価:学校公開 →第3土曜日実施8回 ●国・都・区の学力調査状況 3年全国学力学習状況調査・1・2年区学習ふりかえり(FB)調査・2年都学力向上を図るための調査 ③平成28年度教科センター方式校舎へ円滑移行準備 教科メディアセンター企画 ホームベース企画・学年ラウンジ企画 教科センター方式 各教科メディアエリアのレイアウト作成 教室運用計画の作成資料の収集:教室名の確定・キープランの決定・新入生保護者説明会の実施
電子黒板等ICT活用場面 →導入・展開・まとめでの集約例
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④ 教科の専門性を高める指導計画・評価計画の実践 ⑤ 福井大学大学院との研修機会の共有化 ⑥ 地域教育基盤・学校経営支援部活性化による校務改善 |
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今後の課題 |
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① 教科センター方式導入の新校舎を生かす
② ICT活用の日常化・実践積み上げ
①とにかく使う段階→②場面〔導入・展開・まとめ〕に応じた活用の段階→③個に応じた活用の段階、として順次練り上げること。 ③ 研究体制の確立によって授業改善に向かう自発的な取組にしていくこと ④ 学力向上に向けた広報活動 |
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公開研究会の計画 |
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① 公開授業研究会:年間3回×8教科(美術科講師対応を除く)
② 教科部会:週1回
③ 学習指導案・研究発表原稿の完成:教科部会 <学会発表等の予定>
国語 1年A組 国語 「感じたことを文章にしよう」
社会 1年B組 社会 「武士の世の始まり」
数学 2年A組・B組 数学 「確率の考え」習熟度別少人数指導
理科 3年B組 理科 「環境と科学技術」
英語 2年C組 英語 「Good Presentations 比較級・最上級」少人数指導
音楽 3年A組 音楽 「混声三部合唱『あなたへ』」
美術
保健体育 1年C組 男子体育「ハンドボール」女子体育「バスケットボール」
技術・家庭
経営支援部
保健
給食 ⑤ 福井大学研究大会参加:2月27日(土)・28日(日) ⑥ 教科センター方式新校舎への移転:3月 |
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2年次に向けて |
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①平成28年度から「板橋区教育研究実践校」に指定:教科センター方式校舎を活かした授業改善 ②研究主題:「生徒の主体的な学びを重視した授業の |
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アドバイザーコメント |
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日本女子大学 人間社会学部教育学科 教授 教職教育開発センター 所長 教授 吉崎静夫 先生 |
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本校の研究課題は、「生徒の主体的な学びを重視した授業の工夫・改善―教科センター方式の導入と活用を通して―」である。その際、平成28年4月からの新校舎での本格的な「教科センター方式の導入」において、ICTを授業の中でどのように有効に活用するのかということに関係者の期待が集まっている。ただし、現在は、プレハブの仮校舎での教育実践という厳しい状況にある。しかし、9月以降、美術科(講師対応のため)を除くすべての教科で精力的な授業研究が展開されている。本校の活動報告には、21の授業実践例が紹介されている。そして、それらの授業実践において、タブレット端末、電子黒板、実物投影機、デジタル教科書、デジタル教材などのICTが効果的に活用されている。 7月までのICT活用の実態は、私(吉崎)がいう第一段階(とにかく授業でICTを活用する段階)にとどまっていたが、8月以降は、第二段階(授業場面に応じてICTを有効に活用する段階)に達している。なお、ここでいう授業場面とは、「導入・展開・まとめ」という学習場面と、「個別・グループ・一斉学習」という学習形態の二つの視点の組み合わせを意味する。 そこで、今後、本校に求められることは、これら二つの視点(学習場面、学習形態)をマトリックスにして、9つのセル内に「ICT活用の手だて」を位置づけることである。さらに、研究テーマとの関連で、「教科特有のICT活用」と「教科共通のICT活用」という新たな視点を検討するために、「教科別のマトリックス表」と「教科横断型のマトリックス表」を作成することが求められる。これらの表ができれば、本校ばかりでなく、他校の先生方にとっても、「ICTを活用した授業デザイン」のための有効な手がかりになると考える。大いに期待したい。 |
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