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第34回(平成20年度)実践研究助成
− 助成金贈呈式を開催 − |
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平成20年度「助成金贈呈式」が5月9日(金)に文部科学省 他多数の方々にご臨席を賜り、東京芝パークホテルで開催されました。
第34回『実践研究助成(一般・特別研究指定校)』の74校(出席71校)の助成先に遠山理事長より奨励状が贈られました。
奨励状授与の後、「くるま座ディスカッション」を実施しました。「くるま座ディスカッション」では、校種ごと(特別研究指定校は別グループ)に分かれ、お互いの実践概要を発表しました。グループごとに、審査委員から実践にあたってのポイントの助言を受けるとともに、アイデアの共有をはかりました。ディスカッションの最後には、全員に対し、東京未来大学 坂元 昂学長よりこれから実践研究を推進する上でのポイントについて総括をいただきました。
実践研究推進の決意を新たにしていただく、実り多い式典となりました。 |
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■実施概要 |
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贈呈式 |
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来賓ご紹介 |
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理事長挨拶 |
理事長 遠山 敦子 |
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来賓ご祝辞 |
文部科学省 生涯学習政策局 参事官 椿 康文 様 |
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審査経過説明 |
常務理事 赤堀侃司 |
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助成金贈呈 |
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遠山 理事長 挨拶 |
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奨励状の贈呈 |
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くるま座ディスカッション |
- 学校種ごとに分かれ(特別研究指定校は単独)、グループ単位で取組み概要(計画)を発表し合いました。(一人あたり発表時間は3分。)
- 審査委員から一人ずつへ実践研究を進める上での助言をいただくとともに、グループ内の協議を通し、アイデアや情報の共有化を図りました。
- 最後に、東京未来大学 坂元会長よりディスカッションの総括をいただきました。
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くるま座ディスカッション |
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坂元 常務理事 |
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■審査経過説明(要旨) |
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松下教育研究財団
赤堀 常務理事
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- 「実践研究助成」は、今回より従来の自由テーマによる1年間の助成に加え、指定テーマで2年間、実践研究に取り組む「特別研究指定校」制度を新たに設け、2本立てで実施することになった。新たにできた「特別研究指定校」は、研究成果だけではなく、その過程を大いに公開し、より多くの学校の参考にしてもらおうと思っている。
- 応募に関しては、残念ながら数は昨年よりも減ってしまい、全体で201件、採択率は約3倍だった。特に小学校からの応募数が減った。
- 応募数が減少した理由として、学習指導要領の移行期にあたったため、新しい授業づくりとICT活用の関係が見極められない結果なのかと思われる。このことは総合的な学習の時間や、小学校英語に関する申請が多くなったことからも推測される。しかしながら、応募内容のレベルに関しては、昨年と遜色のない高いものであった。
- 今回の申請の特徴については次の通り。
- 小学校においては、深い思考のベースとなる基礎基本の部分にICTを活用するといったものや、教科の知識、技能の育成のためのICT活用といった教科特性を打ち出したものが充実していた。
- 中学校、高校においては、就職のためだけではなく、人生としてのキャリア教育に関するものが充実していた。
- 実業高校など、専門高校の応募も増加した。
- 特別支援教育においては、多様なハンディキャップに対応した細やかな取組みが数多く感心した。
- 「特別研究指定校」においては、全校体制で取組みには準備期間が短く、これまでの取組みの明確な学校が選ばれたが、大学の研究者が関わることで、これまでの取組みが一段と高まることを期待し、協同研究を進めてほしい。
- 次に、今回助成を受けられた方が評価された点を紹介。
- 審査委員が読み取れるよう申請書がかけている。ウリやポイントがはっきりしていて、方法論や活かし方が明確に記述されているもの
- 実践内容が具体的であり、実現性が高いもの
- 地域をあげての取組みであるもの
- 成果を積極的に公開しようとする、普及への問題意識が高いもの
- 熱意の感じられるもの
- また、次のようなものは問題となる。
- 備品購入が目的となっているもの
- 個人研究に留まっていて、組織メンバーが不明確なもの
- 仮説が見えない、方法論が不明確で成果の見通しが書けていないもの
- 成果の共有化が見えないもの
- 文章が読みにくいもの
- 本日、お集まりの先生方が、それぞれの助成の主旨に沿い、研究推進をいただき相互の成果を活かし合っていただくことを期待している。
(赤堀常務理事のご厚意により、スライドを公開いただきました。)
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