活動レポート
「2013年度子どもたちの"こころを育む活動"」表彰式 受賞者による事例発表
- 2014年1月16日
- 子どもたちの「こころを育む活動」
2013年度子どもたちの「こころを育む活動」表彰式にて、今回受賞された4団体に、実践事例を発表していただきました。
34年間、交流を継続してきたさまざまな工夫。 ■夏・秋の交流集会 両校の児童が出水南小学校の体育館に集い、歌やダンスを披露し、交流への想いや願いを共有します。 夏の交流会では、子どもたち一人ひとりがメッセージを記した交流の旗を渡します。 全クラスが交流のめあてを持ち、交流集会に臨むことで、交流の意義を共有することができます。 秋の交流集会は、5・6年生が中心となって、集会を作り上げていきます。また、秋の交流集会に向けては、熊本支援学校のパートナーへの招待状を作ります。工夫して作った招待状をパートナーが喜こんで受け取ってくれることにより、秋の交流集会に向けての意欲もさらに高まっていくようです。 ■交流のうた 「交流のうた」を作り、本校の校歌と同じように、機会あるごとに歌います。熊本支援学校の校歌も同様に歌っています。 ■交流門 両校を一直線につないでいるのが「交流門」です。交流の際に、移動がスムーズにできるようになっています。 ■遊び場交流 11月頃に設置される「遊び場」。この遊び場を使って、パートナーとさまざまな遊びを生み出していくことができます。 ■日常の交流 4年生が毎週火曜日のお昼休み20分を使って、屋内・屋外で楽しく交流しています。 ■支援学校の先生方との交流 支援学校の先生方と交流日誌をつけ、教職員が連絡を密に取り、連携・協力体制を維持しています。 ■1年間の交流をまとめたビデオを放映 昨年度は熊本県立劇場で1年間の交流をまとめたビデオを放映しました。これにより、交流の意義を子どもたちと共有しています。 「34年間の流れの中では、その時々の子どもたちの実態に合わせたさまざまな取り組みが行われてきました。 今回の発表は、34年間の伝統を受け継ぎ、次に繋いでいく1コマと考えていただきたいと思います。本校と熊本支援学校の交流によって、豊かなこころが育まれる過程を感じていただければ幸いです。」と、三島先生。 子どもたちは、相互に交流することで、視野を広げたり、思いやりのこころを育んでいます。この経験は、人とつながりを持つ上での大切な基盤となり、一生の宝となるはずです。
- 全国大賞 「熊本市立出水南小学校」
- 優秀賞 「Wonder Art Production(ワンダーアートプロダクション)」
- 優秀賞 「みんなでつくる学校 とれぶりんか」
- 奨励賞 「特定非営利活動法人 チームふくしま」
受賞事例発表
全国大賞:「熊本市立出水南小学校」
熊本市立出水南小学校は、創立以来34年間にわたり、隣接する熊本支援学校と交流を続けています。毎週火曜日の昼休みに4年生が支援学校を訪問したり、屋内外での遊びを通して交流を深めています。また、年2回開催の交流集会には両校の全児童が参加。学校全体で交流活動に取り組んでいます。 担当者の三島先生に、発表していただきました。34年間、交流を継続してきたさまざまな工夫。 ■夏・秋の交流集会 両校の児童が出水南小学校の体育館に集い、歌やダンスを披露し、交流への想いや願いを共有します。 夏の交流会では、子どもたち一人ひとりがメッセージを記した交流の旗を渡します。 全クラスが交流のめあてを持ち、交流集会に臨むことで、交流の意義を共有することができます。 秋の交流集会は、5・6年生が中心となって、集会を作り上げていきます。また、秋の交流集会に向けては、熊本支援学校のパートナーへの招待状を作ります。工夫して作った招待状をパートナーが喜こんで受け取ってくれることにより、秋の交流集会に向けての意欲もさらに高まっていくようです。 ■交流のうた 「交流のうた」を作り、本校の校歌と同じように、機会あるごとに歌います。熊本支援学校の校歌も同様に歌っています。 ■交流門 両校を一直線につないでいるのが「交流門」です。交流の際に、移動がスムーズにできるようになっています。 ■遊び場交流 11月頃に設置される「遊び場」。この遊び場を使って、パートナーとさまざまな遊びを生み出していくことができます。 ■日常の交流 4年生が毎週火曜日のお昼休み20分を使って、屋内・屋外で楽しく交流しています。 ■支援学校の先生方との交流 支援学校の先生方と交流日誌をつけ、教職員が連絡を密に取り、連携・協力体制を維持しています。 ■1年間の交流をまとめたビデオを放映 昨年度は熊本県立劇場で1年間の交流をまとめたビデオを放映しました。これにより、交流の意義を子どもたちと共有しています。 「34年間の流れの中では、その時々の子どもたちの実態に合わせたさまざまな取り組みが行われてきました。 今回の発表は、34年間の伝統を受け継ぎ、次に繋いでいく1コマと考えていただきたいと思います。本校と熊本支援学校の交流によって、豊かなこころが育まれる過程を感じていただければ幸いです。」と、三島先生。 子どもたちは、相互に交流することで、視野を広げたり、思いやりのこころを育んでいます。この経験は、人とつながりを持つ上での大切な基盤となり、一生の宝となるはずです。