スクールフォトレポート

2024/08/07

旭川市立東五条小学校

学びのユニバーサルデザイン(UDL)実践におけるICTを活用したオプションの提供

写真:学びのユニバーサルデザイン(UDL)実践におけるICTを活用したオプションの提供
アメリカの研究機関「CAST」が提唱した学びのユニバーサルデザイン(UDL)は、学習者を自立した学習者(学びのエキスパート)へと育てることを目的として行われる。

本校では、UDLを軸として「自ら学びを舵取りできる子どもの育成」をテーマとし、研修を推進している。研究助成活用の一環として、UDLを研究する北海道教育大学教職大学院准教授 川俣智路 氏に校内研修のアドバイザーとして参加していただき、授業づくりについてご助言をいただいている。

UDLでは、子どもたちの学びを阻むものを授業の「バリア」と呼ぶ。授業者はそのバリアを取り除く選択肢を学習者に提供する。川俣先生のご助言の元、授業の中に明確なゴールと、ICT等を活用した「オプション」を提供し、授業をデザインしている。

現在はコアチームが先行的にUDLの実践を行い、校内で提案をしている。5年生社会科の学習では、情報収集やまとめの活動にオプションとして提供された端末やアプリを活用し、主体的に学習に取り組む児童の姿が見られた。また、6年生算数科の学習では、ICTをオプションとして活用することで、子どもたちが恊働でゴールに向かったり、主体的に表現したりする姿が見られた。
学校名 旭川市立東五条小学校
研究課題
「学びのエキスパート」育成を目指したICTを活用した効果的なオプションの提供に関する研究
~学びのユニバーサルデザイン(UDL)における、端末を児童が自ら考えて活用する授業実践を通して~
都道府県 北海道
学校ホームページ http://www.asahikawa-hkd.ed.jp/higashigojo-els/