大阪市立新巽中学校

2019/01/23

◆学校名・団体名:大阪市立新巽中学校
◆公開研究会の日程:平成31年2月22日(金)
◆公開内容、詳細等:
【内容】
13:00〜 受付
13:15〜 公開授業(国社数理英)
14:15〜 生徒主催の学習発表会(SDGsについて)
15:00〜 実践報告会(研究担当より)
15:30〜 講演会(大阪大学教授、志水宏吉先生より)

【全生徒を全教員で見守る学校づくり】
本校は生野区の端にある生徒数202名の小さな学校です。6年前にさかのぼると問題行動も多く、教員が錯綜する状況が続いていました。そんな中、「生徒たちとの関わりを増やし、中長期的な視点で子供たちと関わりをつくる仕組みづくり」をキーワードに学校の仕組み改善を進めてきました。大きなもので言えば、「1人担任制から複数担任制へ」、「小中一貫教育の推進として音楽、家庭科、保健体育の教科が小学校へ授業を」、といった取り組みを行ってきました。その考え方の元、次なる一手として、今年度は「タテ持ち型の授業編成」にチャレンジしたということです。本校のタテ持ち型は、「1人の教員が全学年のクラスを担当する授業編成」としました。例えば、A教諭が1-1・2-1・3-1を担当し、B教諭が1-2・2-2・3-2を担当します。3学年を全教員が渡り歩く仕組みの中で、生徒理解、教科間の連携、若手からベテランまでが協働せざるを得ない環境が生まれました。まだ1年目の取り組みなので大きな成果があるものではありませんが、協働せざるを得ない環境から生まれた授業や行事の実践を公開し、本校の生徒たちがどのような学びをしてきたのかを感じてもらえたらと思っています。

【PBL型学習について】
今年度はパナソニック教育財団の助成のおかげで、まなボード、黒板をホワイトボード化、プロジェクター常設、書画カメラの常設とICT機器の整備を充実させることができました。これだけの整備ができてきたので、平成29年度より少しずつ取り組んできたPBL型(Project
Based Learning)の学習実践にも全学年チャレンジしてみました。「調べ、まとめ、発信する」学習の手立てとして、また社会的責任や問題解決力、創造力といったテストで図ることのできない力の育成として目的としています。大きなことをなすためには、どこの世界も協働が必要です。その中で「みんな違ってみんないい」の多様性受容の視点を育むことや、「だからこそ対立は起こるものだ」と理解し受け入れた上で、人との関わりの中で起こる感情の起伏をコントロールするスキルを学んでいるように感じています。本校のすべての生徒が「社会で活躍する力を身につける」学習として「SDGs」をキーワードにしています。世界の課題に目を向けながら、地域でどう行動するのか、まだまだ具体のアクションとまでいきませんが、今の段階での生徒たちの考えを多数のプレゼンブースや企画・作品を設けて皆様へ発信します!本校の「今」をぜひ体感ください!!

◆問い合わせ先:06-6793-7415(大阪市立新巽中学校:山本まで)

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