活動レポート
「2018年度 子どもたちの“こころを育む活動”表彰式」 開催報告
- 2019年2月14日
- 子どもたちの「こころを育む活動」
2019年2月8日(金)に「2018年度子どもたちの“こころを育む活動”表彰式」を東海大学校友会館(東京都千代田区霞が関)にて開催し、受賞団体をはじめ、当財団の役員、選考委員の先生方、募集協力団体など約70名の方にご参加いただきました。当日は、受賞団体の活動内容の発表や交流会があり、有意義な表彰式となりました。
当日プログラム
表彰式
- (1) 挨拶 小野 元之(パナソニック教育財団理事長)
- (2) 来賓ご挨拶 中野 理美(文部科学省総合教育政策局地域学習推進課課長)
- (3) 審査講評 村上 徹也(国立青少年教育振興機青少年教育研究センター長/選考委員長)
- (4) 表彰
- (5) 受賞活動発表
- (6) 講話 鷲田 清一(京都市立芸術大学理事長・学長/こころを育む総合フォーラム座長)
交流会
表彰式
小野理事長の挨拶の後、来賓を代表して、文部科学省総合教育政策局地域学習推進課の中野課長よりご祝辞をいただきました。審査講評では、選考委員長の村上先生(国立青少年教育振興機青少年教育研究センター長)より、選考経過および受賞6団体の評価について話がありました。
表彰では、こころを育む総合フォーラムの座長であります鷲田清一先生(京都市立芸術大学理事長・学長)より、賞状、記念の楯、目録が渡されました。
2018年度子どもたちの“こころを育む活動”表彰 受賞団体
全国大賞 特定非営利活動法人 パノラマ 活動内容
優秀賞 こどものまちミニかぬま実行委員会 活動内容
優秀賞 非営利任意団体 「生」教育助産師グループOHANA 活動内容
優秀賞 大阪府立堺工科高等学校 定時制の課程 活動内容
優秀賞 岡山県立誕生寺支援学校 地域との交流会実行委員会 活動内容
優秀賞 社会福祉法人 心耕福祉会 活動内容
表彰が終わった後、各受賞団体より、活動内容の発表がありました。
鷲田座長の講話
「スモール・イズ・ビューティフル」(著者:経済学者 E・F・シューマッハー)という本の中に、私の好きな例え話であり、このフォーラムとつながる話があります。
貨物船では、荷物をある程度のまとまりで括っておかないと、荒波が来た時、荷物が転がり、船が転覆します。(多くの荷物を一括りにすることにより、床面積の接点が増え、荷物が転がりにくくなる)
私たちの世界でも、少し前までは、地域社会、地元密着の企業、労働組合などの、国家でも個人でもない中間の集合体が力強く機能していました。しかし近年はその機能がやせほそっており、家族自体もバラバラになり、子どもたちも分断されてきています。床面積は小さく点のようになり、子どもたちはつま先立ちが精一杯の状態です。
今回受賞された皆様の活動は、その床面積を少しでも大きくし、子どもたちが安心して立っていられるようにしていく活動だと思います。
こころを育む総合フォーラムも、学校任せ、家族におしつけるのではなく、周りの大人が支えていこうという趣旨であり、本日はよい活動を表彰することができました。
交流会
交流会場には、各受賞団体の活動の様子などを展示しており、展示スペースでは、受賞団体と参加者の会話が盛り上がり、賑やかな交流会となりました。
「2018年度 子どもたちの“こころを育む活動” 受賞団体 決定!」もご参照ください。