活動レポート
全国キャラバン 2013 in 近江八幡 を開催しました
- 2013年7月22日
- キャラバン
「自然に学ぶ 子どもが育つ」
7月6日(土)に滋賀県 近江八幡市文化会館において、全国キャラバン「2013 in 近江八幡」を開催しました。 近江八幡市は、歴史と伝統、そして自然に恵まれた地域であり、~自然に学ぶ 子どもが育つ~ をテーマに、梅雨明け前の強い日差しが照りつける中、200名の参加者を迎えおこなわれました。
オープニングは、地域の小学生からなる はちまん江州音童のみなさんによる江州音頭です。 演目は「水郷めぐり」など地域に伝えられている曲をはじめ、自分たちの通う八幡小学校の校歌も江州音頭にのせて元気よく演じてくれました。
開会にあたりまして近江八幡市 津村副市長、そしてパナソニック教育財団 遠山理事長より、次代の担い手、地域の宝である子どもたちのために、今私たちができることをともに考え実践してまいりましょうとご挨拶をいただきました。
基調講演は、宗教学者、こころを育む総合フォーラム座長の山折哲雄氏にお話をいただきました。演題は「自然に学ぶ 子どもが育つ」です。 (こちらの内容については後日掲載の予定です。)
次は中学生による作文の発表です。
市内の中学生174名が「こんな近江八幡が大好き」をテーマに作文を書きました。今日はその中から選ばれた4名のみなさんに発表いただきました。
「恥ずかしさの影にあたたかさ~地域の人から学んだこと~」と題した作文では、挨拶はとても短い言葉だけれど挨拶することで明るい気持ちになれること、挨拶の大切さを知ったことを発表いただきました。そして「僕のふるさと安土」「私のふるさと近江八幡」「八幡を守る人々の願い」の作文では、歴史や伝統、豊かな自然、美しい景観をもつ近江八幡が大好きで、その文化や景観を守りたいという人の願いがつまった近江八幡を誇りに思う、自分たちもそうしていきたい、と発表いただきました。
パネルディスカッションでは、コーディネータは山折哲雄氏、パネリストは木村至宏氏(成安造形大学附属近江学研究所所長)、八耳哲也氏(近江八幡市教育研究所所長)、遠山敦子氏(パナソニック教育財団理事長・元文部科学大臣)に登壇いただき、テーマ「子どもたちの笑顔のために」についてディスカッションをいただきました。
今の子どもたちは大人に揺られている、大人が笑顔でこころを開くことやいざとなったら守ってくれるという信頼により子どもたちは安定し笑顔になる。体を動かしたり、自然や芸術など本物をみせ体験させることや、他の人に何かをして感謝される体験など、笑顔になるためのもとはたくさんある。また近江八幡の町が好きという気持ち、故郷に対する愛情はとても大事。日本はすばらしい国、日本人は東日本大震災の後にみられたように精神的にすばらしいと世界に認められている。子どもたちには故郷、そして日本を誇りにおもってもらいたい、とお話をいただきました。
最後に、近江八幡商工会議所 秋村会頭より、子どもは大人の姿を見て育つ、だから子どもたちのためということとともに大人がなにをしたらいいのかを先生方から示唆いただき、参加いただいた方々と一緒に考えるいい機会になったとお話しいただき閉会しました。
(2013.7.22up 高沢)