活動レポート
「2015年度 子どもたちの“こころを育む活動”」表彰式を開催しました
- 2015年12月25日
- 子どもたちの「こころを育む活動」

子どもたちの”こころを育む活動”表彰式
全国大賞は「鹿角市立八幡平中学校」が受賞
今年度の表彰は、全国各地より寄せられた活動事例の中から各賞あわせて4件です。

『石巻日日こども新聞』」 とどろみの森学園 箕面市立止々呂美小・中学校
(大阪府箕面市) テーマ「とどろみに生きる」 <奨励賞> 特定非営利活動法人 湘南市民メディアネットワーク(神奈川県藤沢市) テーマ「映像制作授業・ワークショプによる青少年育成・自立支援・社会参加事業」
全国大賞・優秀賞・奨励賞の受賞者による活動発表
全国大賞
鹿角市立八幡平中学校 (秋田県鹿角市) 「ふるさとの良さを再認識させ、地元に生きる誇りと気概を持たせること、人間関係力と自己肯定感を培うことを目的として、中学生による、地元・八幡平のボランティアガイド」 発表資料はこちら
優秀賞


奨励賞

山折先生より講話

受賞団体に共通する「自立的な精神」の3原則
出前精神、手作り精神、そして身銭を切る
「中学生がボランティアガイドをする。先生のご指導のもとに、地域の方々の知恵をお借りして、ふるさとのいいところを学んで自分のものにして、まずそれを小学生に伝える、ガイドする、同じ地域の中学生にガイドする、その地を訪れる観光客、外国人のために説明をする。この全体構造が素晴らしい。いろんな方々の協力を得て、その人と人とのつながり、地域とのつながりを軸に自ら外に出て、積極的に人に付き合って、新しい人間の交流の輪を広げていく。少子高齢化の地方の問題をどう活性化させるかという国家的な事業にも関わりのある、ある意味モデルとなりうるような活動だと思いました。出前精神、手作り精神、そして身銭を切る、この3原則による自立的な精神が、受賞団体に共通している。こころを育む活動の全国化、進める、広げる、続ける、その運動がここまで来たかと感動しています。こういう運動を支えるために協力された関係者の方々に敬意を表します。」とお話をいただきました。
交流会
表彰式につづいて交流会を行いました。受賞を讃え、喜びをわかちあうとともに、子どもたちのために活動するみなさまの情報交換の場となりました。 また、会場内には、受賞4団体による活動紹介の展示ブースを設け、子どもたちのつくった作品や実際に活動で使用する様々なものが展示されました。「八幡平中学校」はわかりやすく説明するために試行錯誤して作られたガイド資料、他校とのガイド交流、着用するベスト、ガイド参加者からいただいたお礼のお手紙など。「キッズ・メディア・ステーション」は子どもたちが取材に使う自作の名刺や取材手帳など。「とどろみの森学園」は地域の方の指導で取り組む炭焼き体験で作った炭や活動マニュアルなど。「湘南市民メディアネットワーク」は子どもたちが台本から考えて作りあげた映像作品を展示していただきました。どちらも活動を支える工夫がつまっており、子どもたちが、楽しく、積極的に取り組んでいる様子がうかがえ、参加いただいたみなさまに充実した活動を実感していただきました。
※受賞4団体の活動内容はこちらをご覧ください。 https://www.pef.or.jp/report/kokoro151210/