活動レポート
震災支援先(岩手県)を訪問しました
- 2013年10月2日
- その他
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「子どものエンパワメントいわて」は、中・高校生を対象に放課後や休日に学習支援や居場所づくりの取り組みとして「学びの部屋」をひらいています。 今回は9月17日~19日に陸前高田市の4つの学校を会場で行われた『学びの部屋 「大学生と遊ぼう!スリーデイズ・プログラム ~2013夏編~ 」』を訪問しました。 (今回のスリーデイズ・プログラムは、9月17日~19日の第1期と、9月24日~26日の第2期に2週間行われました。)
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オリエンテーションでは、活動について内容や注意事項などの説明がされ、参加する大学生はこの3日間の活動目標を設定しました。
学習支援課長の浅石さんは 「この活動は、単に成績の向上だけが目的ではありません。子どもたちのやる気に寄り添うこと。たくさんの人のサポートから子どもたちに安心感を持ってもらいたい。」 と参加の大学生に活動の意義を話されました。
会場は、陸前高田市立 第一中学校、横田中学校、米崎小学校、広田小学校の4つの学校の教室をお借りして、18:30~20:30の2時間行います。
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どの学校も、目印に「学びの部屋」の旗が入口に設置されています。
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受付には、教材や電子辞書などが用意されています。
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全国からボランティアの大学生がバスで到着です。
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6日間お世話になる五葉地区公民館です。
受付でボランティア保険の加入確認などを済ませて、集合します。 活動の説明や注意事項をうけ、沿岸部の視察へ行きます。 スタッフには、岩手県立大学の学生をはじめ、県内の盛岡大学、富士大学などの学生もきています。
今期は高知県立大学、大阪府立大学、京都大学、関西大学から37名の大学生が参加します。このうち8名が、これまでにもいわてGINGA-NETの活動に参加したことのある学生、リピーターです。時間が過ぎても、モチベーションを下げずに再び岩手の地にボランティアに来られていました。
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代表の八重樫さんは 「震災後3年が経ち、ニーズが変わってきました。マイナスをプラスにする支援活動でしたが、今はその一歩先へ進んだ支援活動に取り組み、教育的プログラムも考えています。これからは県内から全国の学生ボランティアの拠り所、ファシリテート的な役割も担えるようになりたい。」 と話してくださいました。
「特定非営利活動法人 いわてGINGA-NET」 HP http://www.iwateginga.net/ Facebook https://www.facebook.com/iwateginga
この2つの団体「子どものエンパワメントいわて」と「いわてGINGA-NET」は、連携した活動も行っています。 「子どものエンパワメントいわて」の「学びの部屋」を、「いわてGINGA-NET」のボランティア先として参加大学生を派遣したり、自作の教材をお互いに試用したり、情報交換も密におこない、より効果的な支援活動を進めるために地域の団体同士で協力しあい、復興を目指しています。
「トヨタ財団とパナソニック教育財団 東日本大震災支援活動 共同プロジェクト」による支援活動は3年目になりました。 今回の訪問では、子どもたちの“子どもらしい笑顔”が増えてきたように感じました。そして全国の大学生や地域の団体も、すばらしいスタッフに恵まれて、さらに充実した活動に取り組まれています。 今年度が最終年度になりますが、応援していきたいと思います。
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(希望の一本松)
(2013.10.2up 高沢)