書籍『One to Oneへの道』
『One to Oneへの道』
1人1台タブレットPC活用の効果測定と教育委員会・学校の挑戦
~ワンダースクール応援プロジェクト 成果報告書~
タブレットPC活用の学習効果についての明確なエビデンス、学習効果を高めるための新しい授業スタイルを提示
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本書は4つの自治体の教育委員会と実践校が2年間にわたって行った、1人1台タブレットPC活用の新しい授業スタイルの設計と実践の成果を、各自治体・実践校のアドバイザーである大学の研究者の解説とともに紹介しています。
また、東京工業大学学長相談役・名誉教授の清水康敬先生がタブレットPC活用の学習成果について検証・分析し、タブレットPC活用と学力向上・協働学習の関連性について明確なエビデンスを示されています。単なる「実践報告書」ではなく、自治体・学校でのICTの導入と活用の「武器」になります。
今後、アクティブ・ラーニングやプログラミング教育の検討を進めていくなかでも、本書で示した新しい学習スタイルの事例やエビデンスベースの効果測定の方法とそれにより得られた結果等は有用です。多くの自治体・学校でICT環境が整備され活用が進み、子どもたちの学力向上と社会に出て必要となる新たな能力の育成に、本書が役立つことを期待しています。
また、東京工業大学学長相談役・名誉教授の清水康敬先生がタブレットPC活用の学習成果について検証・分析し、タブレットPC活用と学力向上・協働学習の関連性について明確なエビデンスを示されています。単なる「実践報告書」ではなく、自治体・学校でのICTの導入と活用の「武器」になります。
今後、アクティブ・ラーニングやプログラミング教育の検討を進めていくなかでも、本書で示した新しい学習スタイルの事例やエビデンスベースの効果測定の方法とそれにより得られた結果等は有用です。多くの自治体・学校でICT環境が整備され活用が進み、子どもたちの学力向上と社会に出て必要となる新たな能力の育成に、本書が役立つことを期待しています。
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One to Oneへの道
1人1台タブレットPC活用の効果測定と教育委員会・学校の挑戦
~ワンダースクール応援プロジェクト 成果報告書~発刊日 2016年7月15日(金) 編著 清水康敬 監修 公益財団法人 パナソニック教育財団 発行 株式会社 教育同人社 定価(税別) 1,500円
目次
Introduction
「ワンダースクール応援プロジェクト」目的と経過
第1章
学習効果の調査・分析の結果
清水康敬(東京工業大学 学長相談役・名誉教授)
はじめに
1. 研究の目的と方法
- ①目的
- ②教員を対象にした調査
- ③児童を対象にした調査
2. 教員を対象にした意識調査の結果
- ①調査と回答数
- ②授業でタブレットPC環境を使用させている教員の割合
- ③ICT活用が効果的であると思う場面
- ④児童用タブレットPCを活用した授業について
- ⑤コンピュータ等を活用した教員の指導力
- ⑥まとめ
3. 客観テストの結果
- ①客観テストを実施した授業数と回答数
- ②児童用タブレットPC活用の有無による客観テストの成績の違い
- ③まとめ
4. 児童を対象にした意識調査の結果
- ①意識調査の対象にした授業数と回答数
- ②意識の因子分析の結果
- ③因子ごとの児童用タブレットPC活用の有無による違い
- ④事前調査の回答に関する検討
- ⑤まとめ
5. 客観テストの成績と意識調査の関係
- ①実施された授業数と回答数
- ②各因子と客観テストとの相関係数
- ③各質問項目と客観テストとの相関
- ④まとめ
6. 好きな教科と客観テスト・因子との関係
- ①調査の学級数と回答数
- ②各因子と客観テストとの相関係数
- ②教科が好きである割合
- ③教科等が「好きである」という意識の割合の変化
- ④好きな教科と客観テスト成績との関係
- ⑤教科が好きおよびタブレットPCの活用有無という2要因と客観テストの成績
- ⑥好きな教科と因子の関係
- ⑦まとめ
7. 自由記述分析の結果
- ①自由記述の回答数と分析の準備
- ②特定の用語が含まれている割合
- ③特定の内容が含まれている割合
- ④自由記述と客観テストとの関係
- ⑤自由記述の「用語」と4因子との関係
- ⑥自由記述の「内容」と4因子との関係
- ⑦まとめ
8. 第1章のまとめ
- 参考文献
- 参考資料
- 調査票1 教員を対象にした調査(事前・事後)
- 調査票2 児童を対象にした調査(事前)
- 調査票3 児童を対象にした調査(活用した授業実施後)
- 調査票4 児童を対象にした調査(活用しない授業実施後)
- 実施した授業の状況等(授業実施の教員が回答)
第2章
各地区の取り組みと成果
Case1 富山県富山市の取り組みと成果
- Ⅰ.教育委員会の取り組み <富山市教育委員会>
- Ⅱ.小学校の取り組みと実践事例 <富山市立芝園小学校>
- Ⅲ.実践を振り返って <アドバイザー>高橋純(東京学芸大学 准教授)
Case2 愛知県春日井市の取り組みと成果
- Ⅰ.教育委員会の取り組み <春日井市教育員会>
- Ⅱ.小学校の取り組みと実践事例 <春日井市立出川小学校>
- Ⅲ.実践を振り返って <アドバイザー>稲垣忠(東北学院大学 准教授)
Case3 奈良県奈良市の取り組みと成果
- Ⅰ.教育委員会の取り組み <奈良市教育委員会>
- Ⅱ.小学校の取り組みと実践事例 <奈良市立佐保小学校>
- Ⅲ.実践を振り返って <アドバイザー>小柳和喜雄(奈良教育大学大学院 教授)
Case4 千葉県柏市の取り組みと成果
- Ⅰ.教育委員会の取り組み <柏市教育委員会>
- Ⅱ.小学校の取り組みと実践事例 <柏市立大津ヶ丘第一小学校>
- Ⅲ.実践を振り返って <アドバイザー>中橋 雄(武蔵大学 教授)
第3章
One to Oneへの道 今後の展望 小柳和喜雄(奈良教育大学大学院 教授)
- 1.はじめに
- 2.「OECD/PISA デジタル能力調査の結果」をどのように読むか
- 3.学力保障・学力向上のためにICTを活用する動き
- 4.ICTを活用した革新的な取り組みへチャレンジしようとする動き
- 5.21世紀に求められる力、コンピテンシーの育成のためのICTの活用
- 6.「21世紀に求められる力、コンピテンシーの育成」から「学力保障・学力向上の取り組み」を再構築しようとする動きとICTの活用
- 7.今後、教員や学校に求められる力とは
- 8.おわりに