プレゼンテーションコンクール2024 最終選考&表彰式
2024年12月7日(土)にプレゼンテーションコンクール2024 最終選考&表彰式を開催いたしました。
最終選考に進んだ児童生徒が、パナソニックセンター東京のステージにてプレゼンテーションを行いました。児童生徒のご家族や学校関係者にも会場にお越しいただき、その様子をご覧いただきました。
また、会場にお越しいただけなかった方へリアルタイムでの配信を行い、多くの皆様にご視聴いただきました。
■プログラム 2024年12月7日 13:00~16:00
〈第1部:最終選考〉 13:00~14:00
・選考委員長のお話 市川 伸一(東京大学 名誉教授 帝京大学中学校・高等学校 校長)
・選考委員ご紹介 (敬称略)
市川 伸一 (東京大学 名誉教授 帝京大学中学校・高等学校 校長)*選考委員長
篠ケ谷 圭太 (学習院大学 教授)
小林 寛子 (東京未来大学 准教授)
小野 元之 (パナソニック教育財団 理事長)
・プレゼンテーション
テーマ:「わたしの考え方や行動が変わるきっかけとなったこと
~人との出会いや自分自身の体験、夢中になって取り組んでいることなどを通じて~」
小学校の部 5名
中学校の部 5名
休憩 14:00~15:00
(選考会議) *発表者は、一次選考に参加した選考委員との懇親会を実施(30分)
〈第2部:表彰式〉 15:00~16:00
・主催者挨拶 小野 元之(パナソニック教育財団 理事長)
・各賞発表、賞状・メダル授与、選考委員からのコメント
小学校の部 最優秀賞、優秀賞、奨励賞
中学校の部 最優秀賞、優秀賞、奨励賞
・講評 選考委員長 市川 伸一(東京大学 名誉教授 帝京大学中学校・高等学校 校長)
<第1部:最終選考>
冒頭にて選考委員長の市川先生よりご挨拶いただきました。 応募状況(小学校の部:17校27名、中学校の部:19校27名)やプレゼンテーションコンクールのねらい、最終選考での心構えや審査の観点等のご説明がありました。
その後、小学生5名、中学生5名のプレゼンテーションが行われました。 それぞれの画像をクリックすると、動画を視聴できます。
※学校・保護者・ご本人の許可を得て掲載しております。
小学校の部
中学校の部
<第2部:表彰式>
主催者として当財団の小野理事長からの挨拶の後、小学校の部、中学校の部の順に各賞の発表と賞状の授与を行いました。また、選考委員の小林先生、篠ケ谷先生より発表者へ励ましのコメントをいただきました。最後に、選考委員長の市川先生から今回の審査結果に対する講評と最優秀賞受賞者との質疑応答が行われました。
<講 評>
選考委員長 市川 伸一 先生
(東京大学 名誉教授 帝京大学中学校・高等学校 校長)
今年度のプレゼンテーションコンクールは、テーマを少し広げたこともあってか、昨年度に比べてより多くの応募があったことを、たいへんうれしく、またありがたいことと思っています。このコンクールでねらっているのは、単にスライドづくりや話し方の技能ということではなく、皆さんが深く考えたことや感じたことを、わかりやすく説得的に伝えてほしいということです。
小学校の部で最優秀賞となった恩田花撫さんは、自分が小説を読んで感動した経験から考えたことを語っています。小説がおもしろかったので、これからもたくさん読みたいという話ではありません。小説家そのものに関心をもち、いったいどのような力をもっていて、何を思いながら書いているのかという考察を進めています。そこから、いつか自分も小説を書いて、読者に読んでもらいたいという生き方につなげています。
中学校の部で最優秀賞を受賞した石﨑脩也さんは、総合的な学習の時間で扱ったエネルギー問題をきっかけに、全国各地の施設見学や研修会などに参加するようになった経験を語っています。エネルギー問題に関するそれまでの自分の意識が大きく変わっていったことや、そこで出会った高校生、大学生、先生方たちとの出会いが、問題を深く考えていくために大切であったことを実感を込めて語っています。
プレゼンテーションとは、スライドによる視覚的な情報で肉付けしながら、より効果的に伝えるための一つのやり方ですが、その根底にあるのは、あくまでも、経験をもとにどう自分の成長に結びつけたかという考察や感動の深さであろうと思います。今後も、このコンクールへの応募や、他の発表を見ることで、ぜひ多くの学びが得られることを願っております。
なお、受賞結果は以下の通りです。