成果報告会
パナソニック教育財団
平成29年度
成果報告会
ICTを活用した「主体的・対話的で深い学び」とは何か 15団体が発表
挨拶
主催者挨拶
新しい学習指導要領の先端を行く助成校の取り組み
小野 元之 パナソニック教育財団 理事長
来賓ご挨拶
情報活用能力は学習の基盤となる資質・能力
梅村研 文部科学省生涯学習政策局 情報教育課 課長
第42回一般助成研究成果報告書 優秀校表彰式
表彰式
全体講評
Skypeのライブ授業で学習参画意欲が向上
最優秀校 御所市立名柄小学校
第41回特別研究指定校 成果報告(助成2年終了)
協働学習を通して児童が自主的・自発的に発信
札幌市立厚別東小学校
黒板を子どもに渡したことで自己肯定感が高揚
大阪市立堀江小学校
アクティブ・ラーニングモデルを校外へ波及
芦屋市立精道小学校
プラスワン授業で「育てたい力」をつける
文京区立第六中学校
ICT活用の授業デザインで主体的な学びを実現
板橋区立中台中学校
一人ひとりがもつ力を引き出すアクティブラーニング
大阪府立東百舌鳥高等学校
パネルディスカッション
テーマ ICT活用による『主体的・対話的で深い学び』
堀田博史 園田学園女子大学 教授
・パネリスト
影戸誠 日本福祉大学 客員教授
中川一史 放送大学 教授
永田智子 兵庫教育大学 教授
村松浩幸 信州大学 教授
パネルディスカッションを動画でみる
求められるのは波及効果まで考えた研究設定
堀田博史 園田学園女子大学 教授
深い学びの例としては、同じく精道小6年生の算数の授業を挙げたいと思います。グループごとにボールを投げ、その飛距離データから誰を何番目にすれば勝てるかを議論し、みんなが納得する数値を導き出すというものです。対話的な学びとしては、愛媛県の幼稚園の子どもたちが遠足で撮ったタブレットの写真を見ながら園長に語りかけ、遠足の新聞をつくるという授業がありました。
全体を通して、成果物が今後ICT活動をしていく学校に影響を及ぼすことを考えれば、授業だけの評価ではなく波及効果も考えた研究設定が必要だと感じました。
いい実践事例に必要な3つの条件
中川一史 放送大学 教授
札幌市立厚別東小学校の授業では、デジタルリーフレットをブラッシュアップする場面で、子どもたち自身が課題を感じ、それを直さなくてはいけないと自覚し、「深い学び」とは何かを考えさせられました。
先生自身が主体的・対話的で深い研究を
村松浩幸 信州大学 教授
第3位は理科の授業です。データをもとにグループで議論し、科学的に推論していくという授業で、細胞の単元では分裂の特徴を観察・記録し、類似点や相違点を考えました。
第1位は先生方の取り組みです。何のために活動するのか、それが将来の子どもたちにどう生きるのか議論を重ね、さまざまなワークシートをつくられていました。その努力が、生徒たちの笑顔あふれる対話的で非常にいい授業につながっていました。主体的・対話的で深い学びを実現するには、先生方自身が主体的・対話的で深い研究をすべきだと思います。
ルーブリックを共通理解し、学びを深める
永田智子 兵庫教育大学 教授
1つ目は6年生の社会です。「幕府の政治と人々の暮らし」の中で、タブレット端末で探した資料に基づいて各地の大名の思いを考えました。
3つ目は5年生の総合的な学習の時間です。「はじめようプログラミング」という授業で、試行錯誤しながら車を動かしました。リアルな掲示板を用意したことで、グループ内だけでなく、グループ間でも協力しながら問題解決をする姿が見られました。
主体的に考えアウトプットする授業で、黒板を児童の手に
影戸誠 日本福祉大学 客員教授
そして最後が、大府市教育委員会が展開している「大府スタイル」で、「だいたいわかった」を超える深い学びやビッグデータの活用などを進めています。このように、主体的に考えてアウトプットする羽目になるような授業が展開されれば、黒板が児童の手に渡るのではないでしょうか。
第42回 特別研究指定校 中間報告(助成2年目)
プレゼンテーションで思考力・判断力・表現力を育む
古河市立上大野小学校
BYOD社会に向けて、スマートディバイスを活用
大阪教育大学附属平野小学校
“かく活動”を精選し、より深い学びへ
広島市立藤の木小学校
動画を活用した反転授業で予習を習慣化
篠山市立丹南中学校
ICTで身につける「21世紀型学習スキル」
神奈川県立生田高等学校
キャリア発達を促す授業モデルにICTを利活用
岐阜県立郡上特別支援学校(特別指定校)
平成28年度 共同研究 成果報告
ICTを活用した反転学習モデルの開発と効果の検証
埼玉県立総合教育センター 大沼潤一 氏
三者協定による教員研修の充実とICT活用の促進
墨田区教育委員会 渡部昭 氏
総評
今日のヒントを多様化の時代に活かす
パナソニック教育財団 評議員
日本女子大学 教職教育開発センター
吉崎静夫 所長・教授
グループディスカッション・交流会
初めに、美馬のゆり先生(公立はこだて未来大学教授)が「日本人はアイデア、ビジョン、インパクトが弱いといわれていますが、子どもたちが育った先にどういう社会を実現してほしいのかというところまで、私たちは考えていかなければいけません。
感想と2年間の決意
第42回特別研究指定校
長岡京市立長岡中学校
大阪初芝学園はつしば学園小学校
北海道教育大学附属函館中学校
川崎市立川崎高等学校附属中学校
愛知県立みあい特別支援学校