スクールフォトレポート
2022/03/08
小平市立小平第三小学校
アーテックロボでの衝突回避自動車プログラミング
5年生では社会科の自動車工業のまとめとして総合的な学習の時間で、「未来の夢の車作り」を行いました。2学期に自動車工業の学習を行っている際に子どもたちの中から出てきたキーワードが「未来の夢の車づくり」です。「3学期にはアーテックロボを使って未来の夢の車をプログラムしたい。」というのが子どもたちの願いでした。2学期までは、アーテックロボを活用しながら地震探知機や信号機のプログラムを作成しました。このプログラムを組む学習の中で、子どもたちは「繰り返し」や「ずっと」のブロックの必要性に気付くことができました。今回はこれに加えて「もし〜なら」ブロックも使いながら条件分岐のプログラムについても学びました。また、これまでのLEDを表示させるためのプログラムから、DCモーターを動かしたり、赤外線リフレクタを作動して障害物との距離を測ったりなど、未来の自動車としての機能も制御するプログラムを組みました。班に1台(合計9台)のアーテックロボがあるので、児童一人ひとりが自分のChromebookを使ってプログラムを組み、順番にロボットに転送して,動作を確認しました。以前は対話を促す環境を作るために、二人で1台のChromebookを使い、共同でプログラミングをさせていましたが、現状では①子どもたち同士が活発に意見を言い合える状況に成長していること、②誰かが行っているプログラミングを見て「待つ」時間を無くし、活発にプログラムを試行錯誤させたいことという二つの観点から一人1台のChromebookでプログラミングを行いました。結果として活発に対話し、友達同士で問題点を共有しつつ、プログラムを試行錯誤する姿が見られました。アプリケーションの不安定さやアーテックロボの個体差、校内Wi-Fiの不調等、様々な要因で授業が思うように進まないことも多々あり、かなり手間と時間がかかりました。プログラミング学習を効果的かつ効率的に学ぶためには、ハード面に関する十分な知識及び学校全体で系統性を意識した指導をしっかり行うことの両輪がどちらも重要になってくることを改めて感じました。
学校名 | 小平市立小平第三小学校 |
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研究課題 | 小学校における系統的プログラミング教育年間指導計画の検討 〜発達段階に応じたプログラミング教材の妥当性の検証を通して〜 |
都道府県 | 東京都 |
学校ホームページ | https://www.kodaira.ed.jp/03kodaira/ |