スクールフォトレポート
2024/07/17
国立大学法人広島大学附属三原中学校
音楽の創作における協働性とは・・・
今年度、「生活や社会の中の音や音楽と主体的に関わる音楽科の題材開発 探究的に音楽を創り出す学習過程・思考過程に着目して」というテーマで助成をいただき、研究をすすめています。現在、題材開発の前の予備調査として、協働的に創作をすることのレディネスについて、また創作における協働性について、授業の中でみとりを行っているところです。本校では一人一台端末として、Chromebookが導入されています。音楽科でもこれまでも多くのソフトを使用しながら生徒が思考し、自分の創意工夫を表現するための創作の授業を実施してきました。昨年度より、flat for educationを導入し、授業を実施しているところです。
また、このソフト(ブラウザ上で使用するもの)の特長として、楽譜を共同編集することができることが挙げられます。本研究では、生活や社会の中の音や音楽と主体的に関わる音楽科の題材開発の中で、音楽の創作活動を中心に扱う予定です。また生活や社会の中の音や音楽に創作活動で迫るときに、協働的な活動を取り入れながら、それぞれの創意工夫や考え、知識や経験を統合しながら、音楽創作活動に取り組みます。写真は、言葉のイメージをもとに、2小節ずつの旋律を創作し、それらを統合して作品に仕上げていく過程のものです。flat for educationでは作業履歴をたどる機能もありますので、生徒が担当した旋律を創作する中で、友達の創作した旋律を見たり聴いたりする中で、自身の旋律をどのように変化させたか、履歴の中から生徒の創作過程をみとり、研究における評価を行うことも可能です。実際に開発していく題材の中で、生徒が協働しながら課題に向かい、音楽科を学ぶ意義を生徒が自覚しながら学びに向かうことができるように研究をすすめて参ります。
学校名 | 国立大学法人広島大学附属三原中学校 |
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研究課題 | 生活や社会の中の音や音楽と主体的に関わる音楽科の題材開発 ~探究的に音楽を創り出す学習過程・思考過程に着目して~ |
都道府県 | 広島県 |
学校ホームページ | https://www.hiroshima-u.ac.jp/fu_mihara |