スクールフォトレポート

　研究助成活用の一環として、文部科学省リーディングDXスクール事業の指定を受けている沖縄市立諸見小学校へ、本校教員４名で視察に伺いました。諸見小学校は「子ども主体の学び」を大切に実践を積み重ねており、本校の「学びを舵取りできる子どもの育成」のテーマに大きな示唆を与えてくださると考え、視察を実施しました。

　当日は複数の学級を授業参観させていただきました。また、放課後は管理職から校務運営についての説明を受け、先生方への質問の機会もいただきました。ICTを効果的に活用し、子どもたちの資質・能力を育成している点。DXによる教職員同士が学び合える、支え合えるシステムを確立している点など、多くの学びを得ることができました。諸見小学校全体で大切にされている「トライ＆エラー」を本校でも大切にしながら、さらに実践研究を深めていこうと思いを新たにしました。

　また、実践研究のテーマに設定している「学びのユニバーサルデザイン（UDL）」についての授業公開を市内の先生方にアウトプットする機会を設けました。当日は、約５０名の先生方に参観いただき、その後の研究協議では活発な議論が行われました。
　外部に向けた公開だけではなく、校内での授業交流も行っており、研究助成を活用して整備した３６０度カメラも活用しながら、児童の様子や授業改善についての交流を深めています。

「学びのエキスパート」育成を目指したICTを活用した効果的なオプションの提供に関する研究
～学びのユニバーサルデザイン（UDL）における、端末を児童が自ら考えて活用する授業実践を通して～