学校法人日本福祉大学付属高等学校

第50回特別研究指定校

研究課題

面で取り組む国際探究学習モデルの構築
~つながり・葛藤で育てる国際化、Resilientなグローバル人材の育成~

2024年度04-07月期(最新活動報告)

最新活動報告
本校では、4つのコース(文理コース、グローバル英語コース、総合進学コース......

アドバイザーコメント

岸 磨貴子 先生
日本福祉大学付属高等学校では、国際探究に取り組んでいます。本報告書に......

学校法人日本福祉大学付属高等学校の研究課題に関する内容

都道府県 学校 愛知県 学校法人日本福祉大学付属高等学校
アドバイザー 岸 磨貴子 明治大学 教授
研究テーマ 面で取り組む国際探究学習モデルの構築
~つながり・葛藤で育てる国際化、Resilientなグローバル人材の育成~
目的 過去2年間の実践を基盤に、互恵関係を軸とした協働のためのプログラムを開発する。具体的には、「教え合い」の関係性を通じて共に学び、互恵関係で「相手と関われるようになる」学習環境を作り出す。批判的思考を促進し、「相手の視点から理解する」能力を持つグローバル人材を育成するための交流・授業モデルをデザインし、連携校と共に広く実践する。プログラム全体や生徒の成長過程を質的に評価する。
現状と課題 学びを深化させるための『国際塾』の講師との日程調整、現地教員との交流、授業、そして教材の作成についてのイメージ共有を進めている。今年度からは、横への広がりを意識しつつ、国内3校を加えて連携し、実践を進めていこうと考えているが、生徒主体のアクションプランの共有、教員間の実践の共有をどのようにして展開し、積み上げていくか、ICTプラットフォームの構築に苦慮している。
学校情報化の現状 校内無線LAN、電子黒板、1人1台端末(Chromebook)等、ICT機器のハード面は充実し、教員の活用頻度も増加し、年度を重ねるごとに学校情報化は高まりつつある。しかし、教員のICT スキル格差を要因として、教科指導における活用については低い状況である。また、情報化推進の校内体制も明確に設定されていない状況であり、情報化の推進体制についても低い状況が続いている。
取り組み内容 【①面を創る】「学びを深化させるための『国際塾』の開催」:国際社会での参画を考える上で必要となる知識を深めるため、国内3校の連携を軸に広く呼び掛け、講師として校外の開発教育実践者等を迎え、「国際塾」を設定する。学びをひろげ、「深める学び」と「挑むまなび」を展開する。
【②3校で作る】「現地教員と共に進める教材作り」:カンボジアはプリンターなど学校機器が少なく、宿題は「黒板を写す」こととなっている。半数を超える子は宿題を時間内に写せずそのまま帰宅し「宿題ができない or しない」事態が起き、留年率の増加につながっている。現地の教科書(入手済み)をもとに、日本の文化である「計算ドリル」を提案し、留年率の改善を図るオーセンティックな活動を通じて、生徒の自己効力感を高める。
成果目標 【①先人に学ぶ力】:学校を出て、先人の話を聞き多様なアプローチを知り、責任を持って判断し、カンボジアの考え方に対応ができる教材を示す(Web公開)。
【②グローバル人材の要素】:IT力、自国理解、メタ認知力、プロの国際人材と語る力、摩擦を乗り越える力など、「内向き志向」を打ち破る要素をつかむ。ドキュメント・ビデオ、フォトレポートを3校で共有し相互評価する。
【③生徒国際貢献度を見える化】:カンボジアは、学力不振で留年している子どもは1,2年生で20パーセント近くいる(2023年現在)。対象の小学校では17パーセントを実現したい。
助成金の使途 講師謝金、現地(カンボジア)教室用PC・プリンター・プロジェクター・プリペイドSIM・WiFi等、生徒作成「計算ドリル」の印刷、ICoME国際大会等への参加、ASEP(台湾)訪問他
研究代表者 君塚 麿
研究指定期間 2024年度~2025年度
学校HP https://www.n-fukushi.ac.jp/koukou/
公開研究会の予定 公開研究会「探究学習GFSの生徒発表会」、全日本教育工学研究協議会全国大会、日本教育メディア学会年次大会 等

本期間(4月~7月)の取り組み内容

 本校では、4つのコース(文理コース、グローバル英語コース、総合進学コース、スポーツコース)により学びを展開しています。2021年度より、グローバル英語コースの生徒を対象に、SDGs4(質の高い教育をみんなに)を改善すべく「ICT学習コンテンツの作成」をテーマに、カンボジア現地小学校と連携しながらSDGs国際探究学習に取り組んできました。

 今年度からは、実践に関わる生徒や教員の範囲を広げ、国際探究学習モデルを構築することを目的に、国内外の高等学校等と連携を深めながら、総合進学コース2年生、3年生の探究学習「Global FUKUSHI StudiesⅡ:GFSⅡ(2年生)、Global FUKUSHI StudiesⅢ:GFSⅢ(3年生)」において活動を進めています。

 昨年までの実践を通じて、「自分なりの考えを持つことができない」、「自分の考えを発話できない」こと、また、自分の活動やアクションプランに対して十分にイメージを持てないことが課題でした。ICT学習コンテンツ等を作成しても、「作成することが目的」となってしまい、「自分事としてとらえる」ことや、「現地の様子や状況をイメージしながら作成する」ことに困難さがありました。以上の点を改善するために、1学期(4月~7月)では、講師として校外の開発教育実践者等を迎え開催する「国際塾」を通じて、「課題の発見やアクションプランの立て方」、「活動に対するイメージを膨らませる」ことを行いました。

5月

GFSⅡ(2年生)
国際塾「(身近な)課題の見つけ方、課題に対するアクションプランの立て方」

 総合進学コース2年生の「GFSⅡ」では、6月から地元美浜町と連携した「Project Based Learning:PBL」の取り組みと、特別研究であるカンボジアの教育プロジェクトの活動が始まります。今回は、その導入編として「探究学習とは何かを実践を通して理解しよう!」をテーマに、NPO法人学習創造フォーラム理事長の久保田賢一先生および関西大学の学生さんをお招きし、「(身近な)課題の見つけ方、課題に対するアクションプランの立て方」と題したワークショップを行いました。はじめに久保田先生から、導入として調べ学習と探究学習の違いについてお話をいただきました。その後、関西大学の学生さんから、実際に今回の授業の中で探究の4つの工程「①情報収集」「②課題の発見」「③課題の解決方法の模索」「④実行してみる」のサイクルを回すワークショップを実施していただきました。課題への導入を生徒たちにもわかりやすく工夫していただいたため、生徒たちはスムーズに取り組むことができました。

6月

GFSⅡ(2年生)
国際塾「先輩方のカンボジア小学校への活動(ICT教材・授業実践)より学ぶ」

 5月に実施されたワークショップに引き続き、久保田賢一先生および関西大学のJ-CaJaさんをお招きし、J-CaJaさんがこれまでに行ってきた活動をご紹介いただくと共に、カンボジア小学校で実際に行った授業を基としたワークショップを実施していただきました。高校生たちがカンボジア現地児童の役を担いながら、J-CaJaが現地で行った「買い物ごっこ」を体験し、授業(買い物ごっこ)の良かった点や改善すべき点をグループごとに振り返り、発表を行いました。生徒の感想文には「カンボジアで関西大学の学生の皆さんがどのような授業を行ったのかを自分たちも体験することで、さまざまなことに気づくことができました。グループワークを通じて周りの意見を聞きながら行うことで、良い点や悪い点に気づきやすかった」と記述してあり、自分たちが現地に向けたアクションプランを考えるうえでの参考になる「気づき」につながった様子がうかがえます。

GFSⅢ(3年生)
国際塾「現地訪問・ボランティア活動を経験した大学生によるカンボジアの概要について」

 GFSⅢ(3年生)では、アクションプランの一環として、8月に開催される国際イベント「World Youth Meeting: WYM(主催:一般社団法人ワールドユースミーティング、日本福祉大学)」で、日本福祉大学の大学生とカンボジア現地教員と協力して実施するワークショップに向けた企画と準備を進めています。今回は準備のひとつとして、日本福祉大学の佐藤慎一先生と、本校の卒業生でもある日本福祉大学の学生により、これまでの現地活動を紹介しながら、「カンボジアに関する概要・基礎情報」についてGoogle Formsを活用したクイズ形式のワークショップを実施していただきました。生徒の感想文には、「カンボジアの情報について、映画などから引用したり、堅い説明もなくわかりやすく理解ができました」、「クイズにすることでわかりやすく楽しくカンボジアについて知ることができました。カンボジアでの学校教材もクイズ形式にするとカンボジアの子どもたちも楽しく学べるだろうなと思いました」、「これからカンボジアが発展して住みやすくするにはどうしたらいいですか?」等と記述されており、大学生たちの上手なワークショップを通じて、カンボジアについての知識を獲得し、関心を高めながら、自分たちの活動をどのように展開していくべきかのイメージを膨らませることにつながりました。

7月

GFSⅢ(3年生)
国際塾「カンボジア現地の教員からの小学校・児童の紹介」

 カンボジア現地とZoomでつながり、国際イベントWYMにおいて協働でワークショップを実践するカンボジア現地の先生から、現地小学校の紹介をしていただきました。前回に引き続き、本校の卒業生でもある日本福祉大学の学生に「翻訳のサポート」をしていただきながら、「母語と英語」を活用してカンボジアの現状について学びました。今回は、現地小学校の都合により、児童たちとの直接の交流は行えませんでしたが、その代わりに、児童たちが英語で自己紹介する動画を準備してくださいました。作成していただいた動画を通じて、「カンボジアの児童がスムーズに英語で自己紹介を行っている」ことや、「小学生ながらも同年代の児童がいる」ことに驚きました。今回のような動画を活用した非同期型の交流も取り入れながら、カンボジア現地と日常的に連携しながら、引き続きプロジェクトを充実させ、WYMにおける協働のワークショップが実り多いものになることを期待しています。

アドバイザーの助言と助言への対応

  1. ①活動(カンボジアの教育プロジェクト)に対する生徒のイメージの変容に関する評価の仕方
    →実践を行う前にアンケート等を実施しておらず、「Before」「After」で生徒の変容を捉えるのは難しいのではないかと考えていましたが、実施方法や項目について具体的な助言をいただきました。いただいた助言に基づき、早速、実施と評価を進めます。
  2. ②1学期(4月~7月)における各活動に対する振り返りと確認
    →各活動の目的、全体の中でどう位置づけられるのか、しっかりと整理しきれていない点があること分かった。今回の活動報告書を機会にしっかりと言語化し、再度、整理を行った。
  3. ③本研究の目標のひとつでもある「相手の立場に立ったアクションプラン・思考力」「当事者意識」を、今後の活動のなかでどう高め、また評価していくべきか助言をいただきました。
    →いただいた助言に基づき、再度、実践計画を見直し、評価を行っていく。

本期間の裏話

 GFSⅡ(2年生)における国際塾「先輩方のカンボジア小学校への活動(ICT教材・授業実践)より学ぶ」では、フィリピン姉妹校の先生方、同じ愛知県内にある瀬戸SOLAN小学校の先生方と3人の6年生の皆さんが授業に参加してくださいました。今回は、大学生、高校生、小学生、そして各学校・国内外の先生方が参加する、異校種間連携による探究学習を偶発的に実施することが出来ました。生徒感想文では「今回の授業は高校生だけではなく、小学生と大学生も一緒に、全員で参加するような形式の授業で、高校生からは出ないような意見がたくさんあっていい刺激になりました」と記述し、生徒たちは充実した「探究」の時間になった様子が伺えます。授業実施後の振り返りでは、こうした異校種間連携を自然と行えるのも「探究学習」ならではの面白味であることを実感し、参加者にとって有意義な学びの機会、面白い結果につながるのではないかと、気づきや期待を持つことが出来ました。

 「国際」という言葉がつくと、教員も参加・実践に関わることに距離を置こうとする傾向があり、これが参加の輪や実践を広げる上での課題の一つとなっています。今回は、校種、国境を超え実践したことが、本校教員の関心につながったようで、授業参観に足を運ぶ姿も見受けられました。今回は偶発的に実施された「異校種間連携による実践・ワークショップ」に、実践に関わる教員の参加の輪を広げるヒントがあると感じました。計画的な「異校種間連携」をプロジェクトに取り入れながら、教員間や学校の枠を越えた「横のつながり」も意識しつつ広げ、比較検証を行っていきたいです。

本期間の成果

  • 国際塾(ワークショップ)を通じて、生徒達は少しずつ自分たちの活動やアクションプランに対してイメージを膨らませつつある。
  • 国際塾(ワークショップ)を中心に様々な人と関わることで、主体性を伴う「参加」の意識が高まりつつある。
  • 偶発的に実施につながった「異校種間連携による実践・ワークショップ」が、教員間の関心度を高めつつあり、教員間の連携につながることが期待できる。

今後の課題

  • プロジェクトには「英語の発話力」が必要なので、授業以外における「英語を活用する機会を増やす」の仕掛けづくり。例えば、カンボジア現地だけに限らず、フィリピン姉妹校・連携校の生徒達とのインフォーマル発信の場(SNS等)の活用の可能性を模索する。
  • 異校種間連携で実施する国際塾(探究)は、教員間の連携等を含め、参加者に対して有意義な学びの機会につながることを実感した。こうした活動をどのようにデザインし、継続につなげていくか。

今後の計画

  • 夏休み期間の8月に開催される国際イベントWYMに向けて、各学年(2年生GFSⅡ、3年生GFSⅢ)が、カンボジア現地やフィリピン高校生と連携して、ワークショップやプレゼンテーションを企画・作成していく。
  • 国際塾を通じて獲得した知識をもとに、カンボジア現地(児童)に向けて、アクションプラン(授業デザイン・教材作成等)を計画し実践する。
  • アクションプラン(授業デザイン・教材作成等)に対する、現地からのフィードバックをもらい、再度、自分たちのアクションプランを振り返る。

気付き・学び

 異校種間連携で活動・実践することで深まる、生徒達の「充実感」、「達成感」、「気づき」。それを可能にする「探究学習」の面白味。また、教員間の連携・参加の輪の高まりと期待。

成果目標

 カンボジア現地(児童)に向けた、生徒達の(第1回)アクションプラン(授業デザイン・教材作成等)に対して、現地からフィードバックをもらい作成物等を振り返り、国内連携校(早稲田摂陵高等学校、立命館守山高等学校等)と共に生徒間相互評価を行い、次のアクションプランにつなげる。

アドバイザーコメント
岸 磨貴子 先生
明治大学
教授 岸 磨貴子 先生

 日本福祉大学付属高等学校では、国際探究に取り組んでいます。本報告書における国際探究とは、高校の総合的な探究の時間を国際的なフィールドで実施することを意味しています。日本福祉大学付属高等学校では、カンボジアの教育機関と連携し、高校生がカンボジアの小学校で活用できる教材開発に取り組んでいます。教材開発を進めていく上で、新学期がはじまる4月-7月は、主に課題を見つけ、課題に対するアクションプランを立てることを目的とした活動が展開されました。

 日本福祉大学付属高等学校は、2021年から国際探究に取り組んでいます。国際探究において毎年生徒が直面する課題として、「何をすればいいのかイメージできないこと」と「自分の言葉を紡ぐことができないこと」を挙げられていました。これらの課題解決のため、本研究では2つの工夫が行われています。以下に課題と、その具体的な2つのアクションを示しています。

<課題設定における取り組むべき課題>

 本実践研究に着手する上で課題となっていたのは、課題設定時に、生徒が「何をすればいいのかイメージできないこと」でした。実際に現地にいった経験がない生徒たちは、カンボジアのこと、カンボジアの小学校の現状、そこに生きる人々、子どもたちについて想像することができません。また教材開発についても、学習者として教材を使うことはあっても、開発する側に立つ経験がこれまでないため、どのように進めればいいかわからないという状態とのことでした。結果、生徒は、プロジェクトでの目的である「教材を作成すること」に注力し、教材を制作する意味や意義を自分なりの考えを持って、発言することができずにいました。

<上記に対する具体的なアクション>

その課題解決に向け、教師らは、次の2つの工夫を行っています。

1.モデルを見せる

 生徒が制作した具体的な制作物を一部見せることで、イメージを持たせるようにしました。ただし、完成したものを見せすぎないように注意しています。なぜなら、生徒が完成品のイメージを強く持つほど、同じような成果物をめざしてしまうからです。毎年、生徒たち自身が自分たちの強みや才能、関心をいかしながら、自由に、創造的に考えることができるように、成功した具体物だけでなく、うまくいかなかった具体物も見せて、意見交換を通じて、生徒自身が何をしたいかを考え、取り組めるように促しています。

2.演劇手法の活用

 カンボジアの小学校で国際教育の活動を展開する学生団体J-Cajaに、現地の経験をシミュレーションしてもらう場を設けています。これにより、生徒が、現地の小学校でどのような活動ができるのか具体的にイメージできるようになりました。このシュミレーションに、愛知県の小学生も参加し、小学生がどのように学ぶのかを観察できたことも、生徒が小学生に対する教材づくりに対するイメージに寄与できたといえます。また、このように生徒が共通体験を持つことで集合的に想像/創造していく基礎づくりになるでしょう。生徒一人ひとりが持つイメージが多様であれば、集合的に取り組む際、齟齬がでてしまいますが、共通体験と共通言語があることで集合的に取り組みやすくなるでしょう。

<今後の展開についてのアドバイス>

1.研究の視点とそのためのデータ収集、分析について

 4−7月の取り組みでは、国際探究における「課題設定」において、生徒が何をしたいのか、何ができそうなのか、何に挑戦したいのかのイメージを持たせることを研究の問いとして実施されてきました。その変化を捉える方法として、アクションに対する効果や成果を図るPre-Postのアンケートを通した調査も可能ですが、Preの段階で生徒はアンケートの意図を読み取るのが難しいという問題があります。そこで、生徒自身に自分の変化を過去に遡って捉え直すナラティブアプローチによる評価も有用でしょう。そのためにも、日々の活動などをポートフォリオなどに記録し、その記録をもとに凝縮ポートフォリオやグラフを使って振り返り、物語化したものを評価する方法も良いでしょう。

2.相手の目線にたった教材開発にむけて

 本実践研究に関する議論の中で、カンボジアの教員や子どもの視点にたった教材開発の必要性について相談がありました。これまでの実践では、日本人である生徒の目線から「これが必要だろう」というイメージで教材開発を進めてきたとのことですが、内容、方法など、現地(カンボジア)の子どもたちや教師にとって意味があり、使いやすいものである必要があります。このように他者の目線から物事を考えられるようになるためには、「視点移動」のワークが有用です。他国の教育に私たちが介入する際には、注意すべきこと、配慮すべきことも多くありますが、視点移動によって、それが何かについて探究することも、国際探究において意義のある実践であるといえます。