平成27年4月24日(金)、パナソニックセンター東京(東京都江東区)にて平成27年度(第41回)の助成金贈呈式を開催しました。当日は、助成対象者の方のみならず、全国の初等中等教育関係者の方など約130名の方にご参加いただきました。
第1部 助成金贈呈式
保護者や地域と連携しながら
学校改善をするきっかけとして
この助成を有効活用してほしい
パナソニック教育財団理事長 遠山敦子
財団設立以来、41年間継続的に実践助成に取り組んでまいりました。そのなかで、これまでに助成事業を受けた学校現場をいくつか訪問させていただき、どの学校もそれぞれの地域や学校の状況にあった素晴らしい計画を独自につくり、取り組んでいることに感銘を受けております。
時間的・空間的制約を超え双方向性を持つICTにより子どもたちが
主体的に学習する新しい学びを
文部科学省 生涯学習政策局情報教育課 情報教育振興室長 新津勝二氏
来賓のご挨拶として文部科学省 下村博文文部科学大臣よりご祝辞をいただきました。 (ご公務により欠席のため、文部科学省生涯学習政策局 情報教育課 情報教育振興室長 新津勝二氏が代読)
3年連続400件を超える申請で
倍率は約5.5倍。
タブレットの活用が
全国的な高まりに
パナソニック教育財団
常務理事・事務局長 藤田稔
今回の申請内容では、全体の77%となる339件がタブレットを何らかの形で活用したいというものでした。タブレットの活用が全国的な高まりになっています。
各助成校の先生が一人ずつ登壇し、遠山理事長より奨励状を贈呈されました。
先生方には、2班にわかれて、パナソニックセンター東京に併設されている体感型ミュージアムの「Risupia(リスーピア)」を見学していただきました。 このリスーピアは、子どもたちが理数の魅力と触れ合い、理数のおもしろさ、素晴らしさを体験できる施設です。この日は、校外学習で施設を訪れていた中学生とともに、先生方にも体験型展示にチャレンジしていただきました。
地域・学校区分別にわかれ
議論する中で、互いに実践研究
内容を深めていきます
約5.5倍の倍率を突破し、平成27年度の助成校として実践研究をする80校のうち71校が、地域や学校区分ごとに19のグループにわかれて、ディスカッションを行いました。 このディスカッションの狙いは、研究内容のブラッシュアップ。専門家からのアドバイスや、全国から集まる各校の取り組みから生の声を拾いあげ、自校の研究に生かしていただいています。
毎年、宝のような実践研究があり
密度の濃い議論を
聞かせていただいています
パナソニック教育財団
常任理事・選考委員
赤堀侃司氏(東京工業大学 名誉教授)
今年のディスカッションでは、小学校×2、中学校×2、高等学校、特別支援学校の計6つのグループの議論に加わりました。それぞれのグループで話を聞く時間は短い時間ですが、いずれの議論も「なるほど」と思うことがあり、宝のような議論がなされていることに感心します。
実践研究助成の特徴の一つが、全国の学校とのネットワークづくりをサポートする点です。助成校同士の交流を促進し、自校研究を深めていただいています。
情報交流会では、自由に名刺交換や情報交換等を行っていただきました。
番外編 参加者の声
九州/小学校