
神奈川県 横浜市立立野小学校 右橋康彦先生 <テーマII>「人間力の育成のためのカリキュラム開発」 『自分ごと』と『かかわり合い』 |
![]() 右橋先生は「『自分ごと』と『かかわり合い』という2つの観点で、効果的なICT活用を模索しています」と報告。『かかわり合い』では、子ども同士をつなぐことにICT機器を活用する例として、3年生の『飛び出す町探検』で、朝と夜の駅の様子をビデオで見せた授業を紹介しました。また、もうひとつの『かかわり合い』として、個別支援学級の『できたよ。お買い物』という授業を挙げました。お金の払い方を学習するのに、手元を実物投影機で撮影して、自分と違う払い方を教え合ったり、お互いを支え合ったりします。ICT活用により子どもたちの思いや考えが広まり、進化していく様子が見られました。 話し合いをさせる「立野スタイル」 ![]() ファシリテーターの稲垣忠東北学院大学准教授からは、「ICT機器の役割には『学び舎の活性化』もありますが、立野小は、実物投影機でノートや教科書を映したり、電子黒板で書き込んでみたりするなど、提示用の機器を活用することで、まさに学び舎のそのものを活性化しています」とのコメントがありました。 右橋先生は、これからの課題として「さらに、ICT機器を活用する力をつけ、その成果をどのように検証することができるかを模索していきたい」と話していました。 |