2年次を迎えた本校は,学校の統合を迎える最終年度となった。統合された後には,小中一貫のカリキュラムを持つことになる。そのため,本校だけでなく,関連校も協力しての研究が進められている。
6月に行われた授業研究では,国語の中で,付箋紙を用いて情報の整理を行う学習活動に取り組んだ。国語科としての授業成立はどうか,言語活動の充実としてはどうか,情報活用能力の育成はどうかなど,多様な観点から検討が進められた。
本校の2年次は,対象教科の国語と算数それぞれにおいて情報活用能力をどのように育成するかを検討している。算数では必要な情報の取り出しを中心とし,国語科では情報の整理と発信,そのための言語活動の充実を中核に据えることで,教科の目標を達成しながら情報活用能力を育成する授業の組み立てとなることがわかってきた。この点,さらに深まる見込みであり,今後の展開に期待したい。