本校の2年次は,対象教科の国語と算数それぞれにおいて情報活用能力をどのように育成するかを検討してきた。
算数では必要な情報の取り出しを中心とし,そのために文意にどのように注目させるかという点,授業過程のモデル化,理解させやすくするためのICT活用,そして適応題へのつなげ方などについて話題となった。国語科では情報の収集と整理について,特に整理の仕方を習得,それを学習の文脈のもとで活用させて問題を解決させるという授業展開と,そのための言語活動の充実を中核に据えて授業研究を進めてきた。
これらの授業研究の成果と併行して,情報活用の実践力の系統性について検討を進め,系統表を作成した。
12月4日(水)には,全国から参観者を集め,特別研究指定校としての研究発表会が行われた。文部科学省生涯学習政策局情報教育課からも公開研への視察があり,本校の研究への注目の高さが示された。