奈良県立奈良養護学校/平成26年度4~7月 |
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研究課題と成果目標 |
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[研究課題] 「個々の発達課題に対応する教材データベースの構築とネットワーク化」
昨年度の活動を通して、教材データベースとネットワーク化の基盤となるサイトを立ち上げることができました。それを多くの人が利用し、役立つものにしていくために、どのように充実させていくのかが本年度の課題です。そのための基本的取り組みとして、次の3点があげられます。 1.教材データベースについて
2.ICT教材について
3.地域支援ネットワークについて
・教材の検索システムの充実(発達水準、課題項目、目的などから検索できる) |
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本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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1.「教材データベースの充実と活用システムを構築する」
2.「ICT機器やデジタル教材を確かな学びを育む授業にどのように活かしていくか」
3.「実用的な地域支援ネットワークシステムを構築する」
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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成果 |
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1.「教材データベースの充実と活用システムを構築する」について
2.「ICT機器やデジタル教材を確かな学びを育む授業に生かしていく」について
3.「実用的な地域支援ネットワークシステムを構築する」について
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今後の課題 |
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たくさんの課題がありますが、特に次のような課題について重点的に取り組んでいきます。
○データ内容の充実のために。 4月~7月の期間、研究の流れを作ることに追われ、データベースの充実という点での取り組みがあまりなされなかった。実際に研究が動き出したこともあり、8月以降はデータベースの充実に向けて取り組みを進めたい。 ○広くサイトを紹介していくために。 TMSN公開当初は、順調に会員数が増えていったが、最近は増加率が減少してきている。内容の充実と広報を広く展開していくことで、多くの利用者を募っていきたい。 ○たくさんの人に投稿してもらうために。 サイトの開設から半年になるが、他校や一般からの投稿が少ない。積極的に投稿を呼びかけていくとともに、投稿システムのわかりやすさ、使いやすさの検討も進める。 ○他の特別支援学校との連携のために。 他の特別支援学校にも積極的に出かけ、職員研修などで使い方についての説明を続けていきたい。8月と9月で5校を訪問する予定になっている。 ○実用的地域支援ネットワークとするために。 単に教材を紹介するだけでなく、どのように使っていくのかについても実例を交えながら紹介していきたい。 ○公開研究発表会にたくさん参加していただくために。 公開研究発表会に向けて研究を推進するとともに、特殊教育学会や全国肢体不自由教育研究会などでも発表を行い、研究の紹介と発表会への参加を呼びかけていく。 |
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公開研究会の計画 |
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アドバイザーコメント |
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園田学園女子大学 教授 堀田 博史 先生 |
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本期間(4~7月)は,アセスメントチェックリストの見直しが行われ,個に応じた指導内容を思考する上での重要度がさらに増しました。また,今まで蓄積された研究成果を関連学会での発表,雑誌への掲載など,広報活動も積極的に行われています。平成27年2月の公開研究会では,さらにバージョンアップした成果の披露を期待しています。 研究成果の中心である 教材共有ネットワークシステムが立ち上がり,6ヶ月が経過しました。当初は,アクセス数やユーザ登録数も増加傾向でしたが,現在は横ばい状態になっています。特に,奈良養護学校以外からの教材作成が少ないことが課題です。地域の特別支援学校や高等学校,大学と連携して,授業の一環に教材づくりを位置づけてもらえるような働きかけが必要です。 残りの研究期間でさらに,奈良養護学校の教員が確かな学びに生かせるデジタル教材づくりを積極的に行うとともに,それらを実装した教材データベース,ネットワークシステムを利活用できる地域との関係づくりの強化に繋げてください。 |
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