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セールスポイント |
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道徳、特活、総合の統合カリキュラムでは・・・ |
- 1年生は模擬店舗「チャレンジショップRikka」の営業に参加。当日は、近隣の小学校・高校・大学と連携し、店舗経営に向けて様々な取組を行ってきた成果が試された。
- 2年生は7月の「上越ゆめチャレンジ」(平日連続5日間の職場体験学習)を終えて、レポートづくり、発表会を実施。
- 3年生は、進学を希望している高校(1〜2校)を訪問する「高校訪問」を実施。
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地域交流活動カリキュラムでは・・・ |
- 「愛の風ボランティア」は10月に200名を突破。
- 青少年演劇集団「スタートライン」の公演「城北だけのROOKIES」は大好評。
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成果と課題 |
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道徳、特活、総合の統合カリキュラム(○成果 ●課題) |
○1年生 |
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○校種間の連携により、生徒が高校生や大学生の姿から自然に学んだり、教えを受けたりする場面が随所に見受けられた。また、商品を通して生産者や地域住民などとふれ合うことができた。発表場面では、生徒がプレゼン機器の使い方を互いに教え合い、使いこなしている様子が見られた。
●5つの部門の係ごとの分担で準備や当日の運営を行っていたことで、一人の生徒が様々な経験をすることができなかった。
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○2年生 |
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○修了後の生徒のアンケート集計から、自分のよい面を見つけることができた97%、自分の直したい面を見つけることができた100%という結果が出た。
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○3年生 |
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○進路選択に迷いのある生徒は、複数の志望高校を訪問することで比較検討することができた。また、進路を絞り込む10月〜11月の時期に高校を訪問し、校舎や高校生の様子を知ることは、進路選択や意欲面にプラスであることが分かった。
●秋は他の学校行事が錯綜しており、日程的に厳しい面がある。
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域交流活動カリキュラムでは・・・ |
- 「愛の風ボランティア」は10月に200名を突破。地域コーディネータを中心に、学校支援システムが徐々に軌道にのってきた。
- 生徒会は、地域の中での役割を果たそうとする取組を考え、積極的に地域の中で活動を展開し感謝された。
- 青少年演劇集団「スタートライン」の公演は、「子どもフォーラム」を併せて開催し、学区の小学校6年生と学校の
よいところや生き方についてともに考えることができた。
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生徒会のクリーン作戦 |
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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- 1年生のRikkaの活動では、福引きの景品にキャラクター入りのしおりを用意した。それが大変好評で、生徒だけでなく職員も総出で手伝い、毎日の開店に何とか間に合わせた。また、広報部は毎日の情報を「Rikkaレポート」としてまとめ、ホームページに掲載した。保護者に大変喜ばれた。
- 2年生を受け入れた事業所のアンケートから、「また来年も受け入れたい」という回答が100%だった。年々地域の学校を応援して下さる事業所が増えており、嬉しい限りである。
- 3年生の高校訪問当日は、生徒が自主的に司会や運営を担当した。その礼儀正しさや意欲的な取組が高校の先生方を驚かせた。
- 青少年演劇集団「スタートライン」の公演では、生徒が熱演し、その素晴らしい演技に涙する観衆も大勢いた。「子どもフォーラム」の中では、「私は城北中学校が大好きだ」という言葉が多く聞かれ、学校を愛する気持ちの強い生徒が大勢いることに職員が感動した。
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解説と講評 |
コメント:東京工業大学 教授 赤堀侃司先生 |
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上越市城北中学校の活動について
1. |
4月から7月において1年生から3年生まで、それぞれ活発な活動を展開している。 |
2. |
各学年とも、模擬店舗や職場体験、先輩との交流など、社会との接点を求め、自分の将来について振り返るチャンスを与えたことは、趣旨に合っている。 |
3. |
以下の内容は、今後、出来る範囲で結構なので、検討していただければ幸いである。
- このような活動を通した生徒たちの身につけた力を、どう評価するか、その方法について検討していただきたい。
- キャリア教育の目標やカリキュラムについては、ほぼ出来上がりつつあるので、他の学校でも実践できるような指導案、教材など、まとめていただきたい。
- 年度の終りに、まとめとしての報告会など、できればありがたい。その時、自分の生き方について、厳しく見つめてきた人の講演会なども行えれば、興味深い。ただし、謝金や旅費が必要とされるので、例えば、松下電器や教育財団に関わりのある人を講師として招くことも考えられる。
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