解説と講評 |
コメント:玉川大学 教授 堀田龍也先生 |
本校の3学期は,緊張感のあるスタートとなった。2月15日(火)中間報告会に向け
て,各教室でのICT活用が展開されたが,全教室に簡便なICTを導入したこともあり,
どの教員も使いこなしていた。その結果,すべての教員が,ICT活用に関する本校の
研究を自分のこととして捉えており,校内研究に主体的に関わっている姿に変容して
いった。すべての教員が参画できる研究の進め方にすることの大切さを再確認すると
同時に,校長・副校長,教務主任や研究主任,そして研究推進委員会のメンバーによ
る,明るく楽しい全員参加の校内研究を創る努力に感心した。
平成23年2月15日(火)の中間報告会には,練馬区内外からたくさんの教員が参加し
た。どの学級も,実物投影機の活用を中心とした現実的なICT活用による授業を公開
した。一部,電子黒板の活用(国語)や,デジタルカメラの活用(体育)も公開され
た。ICT活用による授業は,当地ではまだ十分に浸透していないこともあって,参観
した先生方もずいぶん刺激を受けていた様子だった。特に,公開授業の後に開催され
た「ICT体験コーナー」では,本校の授業実践から導かれたいろいろなICT活用の例を
教員自身が紹介しており,ミニワークショップのようで,たいへんな盛り上がりだった。 |