本校は12月9日(金)に研究発表会を行ったが,その影響が諸方面に現れた。たとえば,練馬区内外の校長先生等が,本校の校長先生宛に,いい発表会だった,私たちも見習いたいというような声をお寄せいただいた。研究発表会を参観していた学校の先生方が,本校の先生や指導助言の講師に対し,自校でのパナソニック教育財団の研究助成に応募したいと伝えてきた。さらに,練馬区教育委員会の方々が多く参観されており,翌年度の区としてのICT活用研修についても,本校を会場とし,授業研究を行いたいという依頼がなされた。これらは,本校の現実的かつ日常的な研究活動が広く参観者の賛同を得る結果となったことを示している。
研究発表会が終わった後の3学期も,普段の教育活動の中でもICTは淡々と活用された。本校が掲げたテーマは,すっかり日常の姿となった。そんな中,特別研究指定校としての2年間の研究を終え,平成24年度から校内研究をどのようにするかという話し合いが持たれた。多くの先生方を交えて話し合いが行われ,最終的に学校長が判断したのは,特別研究指定校でなくなっても,ICT活用の実践的な研究を継続しようということだった。これまでよりも,教科の典型的な指導法を学び,そこにICT活用をしっかりと取り入れ,さらなる授業の充実を目指していくこと,このことを練馬区内を中心に周囲に広げていくことが確認された。
特別研究指定校としての責任を感じ,ミッションを遂行していく本校の今後に対して,大きなエールを送りたい。