福岡教育大学附属久留米小学校/平成25年度4~7月 |
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セールスポイント |
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Ⅰ〉新設教科「情報科」の年間を見通した計画的な実践
Ⅱ〉職員の協同による,新設教科「情報科」の指導内容の作成
Ⅲ〉ICT機器の積極的な活用
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実践経過 |
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6月 「情報科」の授業公開 1年生情報科「ふぞくしょうがっこうでたのしかったことをしょうかいしよう」 6月6日、7日は、大学の教育実習の一貫として、また、地域の先生方へ基本的な授業について、全職員の公開授業を行いました。その一つに、「情報科」の授業の公開も行い、授業後の協議会を含め、多くの先生方から、貴重なご意見をいただくことができました。 電子黒板を使って、紹介したいことを詳しく説明しています。 「情報科」におけるアンケート調査の実施 「情報科」における取り組みの成果を明らかにする取り組みも始まりました。「情報」 に関する知識や理解だけでなく、ある状況を設定し、その中で、どのような思考を働かせながら,適切な情報を選んでいくかといった諸能力を測るためのアンケートを作成し、全学年で実施しました。アンケートは、情報科の目標に整合し、今後の評価基準を作成する際にも、役立つものになると考えます。 7月 全学級での「情報科」の授業及び研修会の実施 外部講師を招き、「情報科」の1学期実践のまとめの研修会を行いました。情報の収集・ 選択の在り方と1学期の指導内容の系統性、低・中・高学年の系統性を明確にすることを柱として、授業の実践とその後の協議会を開きました。協議会においては、学年部にわかれて、成果と課題を出し合いました。また、最後に、外部講師による、授業や研究に対する価値付けをしていただきました。さらに、課題も明確に指摘していただき、2学期以降の研究と実践への見通しを持つことができました。 各教科等でのICT機器を生かした授業実践の積み上げ 「情報科」を中核に沿えた研究を進めていますが、他教科等における「情報科」を取 り入れた効果やICT機器の積極的な活用に関しても、改善や工夫を行う必要がありま す。それは,学校の教育課程全体で、子どもたちが、多様な「情報」を収集・選択し、 解釈し、新たな「情報」を創りだし発信できる子どもを目指しているからです。 そこで、7月の2週目には、外部講師を招き、ICT機器を各教科等で生かした日常の授業実践を参観していただき、指導や助言をいただきました。教師が教材を提示する場面での活用が多く、子どもが操作する場面やコミュニケーションの手段として使う場面はあまり見られなかったことが課題として、確認し合うことができました。 |
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成果と課題 |
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<成果>
<課題>
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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アドバイザーコメント |
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宮崎大学大学院 教育学研究科 教授 新地 辰朗 先生 |
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本校は、研究開発学校(平成24年度文部科学省より指定)として新設した「情報科」を要として、"各教科等の学習"の在り方を検討しながら、情報編集力の育成を目指すものであり,時代の要請に応える意義ある研究に取り組んでおられます。 4月~7月の活動は,昨年度作成した「情報科」のカリキュラムに基づく授業実践及び指導内容の検討が主であったと思います。すべての教室で、情報に関する学習の進め方が掲示され、児童と教師の間で「情報科」の考え方が共有できるよう工夫されています。
「情報科」という新しいテーマであっても、これまで蓄積してきた知恵や工夫を活かすことが成功のポイントです。本校が平成24年度に取り組んだ"「協同的学び合い」をつくる言語活動 ~教科の特質をふまえた授業づくり~"など、優れた研究で得られた知見との関連性を検討しながら研究協議を深めることで、卓越した成果が得られるように思います。 | |||||||||||||
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