実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

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2012年度1-3月期(最新活動報告)

鹿児島市立山下小学校最新活動報告イメージ

7教科・領域の研究授業を通して研究の方向性を検証

全体での研究の方向性としては,本年度の研究テーマ「自ら考え判断し,表現できる子どもを育てる学習指導の開発」を継続し,単元を通して「思考活動」を充実させるための単元展開や……活動報告を読む

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山下小学校の研究課題に関する内容

学校名

鹿児島市立山下小学校

研究テーマ

子どもたちの思考の錬磨を目的とした多様な教科・領域等における
ICT活用の在り方

〜電子黒板及び教育用デジタル周辺機器等の効果的利活用〜

本実践の
セールスポイント

「思考の錬磨を図るICT活用」

ICT活用の効果として,これまであまり語られて来なかった思考力育成について研究を進める。「思考の錬磨」と名付けた,「思考の練り合い,高め合い」の活動を通して,研究を深め,授業での検証を行っていく。 


「思考及びその形成過程の可視化の取組」

子どもたちが,頭の中でどのように思考しているかを,教師が正しく評価したり,友達と共有し合ったりするためには,その子どもの考えていることをなるべく誰にでもわかる形で出力できる取組が必要である。そこで,子どもたちの思考及びその形成過程をICTを活用しながらどのように可視化できるかを,具体的実践を通して,研究を行っていく。

現状と課題
(申請理由)

本校は,昨年度(平成22年度)全普通教室に整備された電子黒板及び実物提示装置を利活用して,子どもたちにとって「楽しくわかりやすい授業づくり」をテーマに研究と実践に取り組んできた。
特に,今年度の研究では,電子黒板及び実物提示装置等の周辺機器を教師がどのように利活用して,授業設計に生かすかという点に視点を置いた研究を行ってきた。


この結果,教師のICTの利活用は日々の授業において,常態化し(毎日,ICTを活用する教員は本校全体の78%),子どもたちに行ったアンケート結果からも9割以上が,電子黒板等のICT利用で「授業が楽しい」「わかりやすい」と答えている。また,8割以上が「発表意欲が高まる」「興味・関心がわく」等と答えている等,ICTを活用することで,子どもたちにとってわかりやすく魅力的な授業となることが明らかになってきている。


しかしながら,子どもたちの知識を確かなものにし,理解を深めることに関しては,フラッシュ型教材等に代表されるように一定の効果があることが分かってきているものの,今回の学習指導要領の改訂の柱の一つである「思考力・判断力を高める」ことに関してICTが果たす役割や効果については,まだ十分に研究,実践されてきているとは言い難いのではないかと考えている。


そこで,本校では「思考力の育成」,その中でも,個にあっては自分の考えを何度も練り,集団にあっては互いの考えを練り合わせながら,より確かな考えへと昇華させていく「思考の錬磨」過程において,子ども一人一人の「思考」を効率的・効果的に深化・拡充させていくために,どのようにICTを活用していくか。また,電子黒板及び教育用デジタル周辺機器(実物提示装置,ネットワークコンピュータ,ワイヤレスタブレット等)をどのように総合的・複合的に利活用することで,既存の学習ではなかなか実現し難かった「思考の錬磨」を可能にできるかについて,研究を進めていくことにした。

予想される成果

○子どもたちの思考力の向上とそれを測る評価方法の確立


「思考の錬磨」の過程を明らかにし,それを高めるためのICT活用を図ることで,子どもたちがこれまで以上に,明確な自分の考えをもち,自己の思考を深め,広げることができるようになる。例えば,電子黒板上で子どもたち同士が相互の考えを書き込み,それらを加除修正していく過程を通して,多様で多面的な考えを取り入れながら,自己の思考を確かなものにしていくことができるようになる。また,「思考の錬磨」の過程をコンピュータ等で整理・分類・保存する活動を通して,その過程を教児共に評価し,以後の学習へ活用できるようになる。


○「思考の錬磨」を目的とした各教科・領域におけるICTを活用した授業モデルの確立


2年間の研究を通して実践した検証授業(予定検証授業数:7教科・領域で計120本)を,分析し,類型化していくことで,学習場面,学習形態,教科・領域特性,使用するICT機器の特性等に応じた授業モデルを確立することができる。これにより,本研究及び実践を一般化し,公開研究会,ホームページでの情報発信を通して,広く他校における実践へと活用することができるようになる。


○児童のICT活用能力及びコンピュータ・スキルの向上


子どもたち自身が,ネットワークコンピュータやワイヤレスタブレット,デジタルペン等を駆使しながら,自他の思考を錬磨する活動を繰り返すことで,日常的にコンピュータ操作に慣れ親しみながら,そのスキルを高めていける。また,教科間の連携を図り,積極的に授業外においてもCGコンクールや統計グラフコンクール等に参加できるようにする。


○多様なICT機器活用の可能性の拡大と教師のICT活用指導力の向上


多様な教育用デジタル機器を単一的使用に止まることなく,それらを複合的に活用する指導や学習活動を開発していくことで,それらのICT機器の新たな可能性を見い出したり,学習効果について確かめたりすることができる。また,それに伴い,全ての教師のICT活用指導力も高まっていく。

公開に関する情報

<研究主題>

「自ら考え判断し,表現できる子どもを育てる学習指導の開発U」


期 日 平成24年11月9日(金)


<日程>


・公開授業(15学級,1通級教室) ※予定


・全体会


  • 全体論発表
  • ICT活用:「思考の錬磨を図るICT活用」2か年のまとめ
  • 指導講話 教授 新地 辰朗(宮崎大学)

・分科会(教科研究)


・全体会(講演)


<公開授業の教科・領域>


国語・社会・算数・理科・道徳・体育・特別支援教育


<講演>


演題「これからのグローバル時代に必要な力」(予定)
講師 小川 理子(パナソニック株式会社社会文化グループマネージャ)



↓以下、終了いたしました

パナソニック教育財団特別研究指定校
平成23年度山下小学校公開研究会


<研究テーマ>
「子どもたちの思考の錬磨を目的とした多様な教科・領域等におけるICT活用の在り方〜電子黒板及び教育用デジタル周辺機器等の効果的利活用〜」


期 日 平成23年11月18日(金)

会 場 鹿児島市立山下小学校

所在地 〒892-0847 鹿児島県鹿児島市西千石町15−5


<公開内容>


@公開授業 
○国語科○社会科○算数科○理科○体育科○道徳○特別支援教育(特別支援学級《知的障害,自閉症・情緒障害》,通級指導教室《難聴,情緒障害,LD・ADHD等》)


A全体会・研究発表


B教科・領域別分科会
○国語科○社会科○算数科○理科○体育科○道徳○特別支援教育


C記念講演
講師 遠山敦子 氏
パナソニック教育財団理事長/元文部科学大臣


Dシンポジウム
テーマ
「子どもの思考を深めるICTの効果的な活用(仮題)」


連絡先099-226-6285 FAX099-226-6284
担 当 阿部大亮
http://keinet.com/yamashis/

特別研究指定期間

平成23年〜平成24年

都道府県

鹿児島県

研究代表者

上林房 一正(校長)

学校HP

http://keinet.com/yamashis/

アドバイザー

新地 辰朗 教授(宮崎大学)

山下小学校 財団活動日記の紹介

2013/11/26 今年の公開研究会も大盛況!

第37回の特別研究指定校である鹿児島市立山下小学校の 公開研究会(11月8日)を参観してきました。
約600人の方が、県内外から参観に来ており、大盛況でした。

日記へ
2013/3/12 思考の練磨から、考えの交流へ
2012/12/04 山下小のICTによる可視化、2年目の集大成
2012/10/18 「思考の練磨とICTの在り方」の公開研究会が迫る
2012/06/06 <ICTの活用+発問>が思考を深める
2012/05/30 思考を促す、多様なメディアの組合せ
2012/03/01 ICTを活用して、「思考の可視化と評価」に挑戦!
2011/11/25 遠山理事長が、山下小学校で講演!
2011/11/15 「教科指導」と「自ら考える力」と「ICT活用」
2011/08/09 真夏の授業プラン検討研修
2011/07/21 考えを深めるための授業設計
2011/05/31 「思考の練磨」に挑戦!
2011/04/20 桜島噴火の中、打合せ始まる

山下小学校の取材記事