「教職員みんなで」
本校の本期間(1〜3月)のセールスポイントに沿ってコメントする。
(1) ICT機器を活用した授業実践事例発表会を実施。
研究のスタート時点では、ベテランの先生方の中には何故私たちがICTに取り組まなければならないのだろうという素朴な疑問があったかもしれない。けれども、3回目の訪問時にはそのような感覚はなくなっていたと思われる。
全教職員が実践した普段の授業実践の中から、どのようにICTを活用すれば効果的だったか、活用した場面をICT活用マニュアル集にまとめて個人研修発表会を開いたということが書かれていた。これはどの学校でも出来そうで、簡単には出来ないことである。余程教職員の心が一つにまとまり、みんなでやっていこうという空気にならないと出来ないことである。本校にはもともと教職員間のまとまりがあったのであろうが、1年間の間に学校全体でICTに取り組むことが出来るようになった珍しい学校である。
(2) ICT機器を子どもが活用する方法を研究する。
本校では、デジタルカメラの鏡的利用が子どもたち自身の手によって行われた。声だけでなく,発声の基本となる姿勢・口のあけ方や表情などを記録に残し,自分の音読を自分でふり返ることに活用されていた。
(3) 今年度の研究のまとめを行う。
研究の足跡を冊子にまとめられた。そして、次年度の目標を、「肩の凝らない、みんなが使いたい、そしてわかる、できる授業のためのICT」に設定された。
どのような方法で確認すれば成果として残していくことが出来るか、ともに考えていきたいと思う。