岐阜市立本荘小学校の研究について
本荘小学校校長室での風景。児童が,ふらーっと入ってきて,自分のこと,友達のこと,クラスのこと,担任の先生のことを語る。しばらくして,井上志朗校長先生の一言にうなずき,再び,教室へ戻っていく。児童一人ひとりの心に「応えよう,つながろう」とする先生方の姿勢を感じさせる場面だ。
このような雰囲気の下,「心機融合と学びの連続で、児童の確かな学力の育成」を研究課題とする教育実践が展開されている。"自分で判断・計画させる学び"に"道具としての機械(ICT)"を組み合わせながら,確かな学力向上を目指している。人とテクノロジーの関係,そして学校・教師・家庭・保護者・地域との関係を,捉えなおしながら,教育の質を高めようとする点が,本荘小学校の特色である(図1)。教室での教師それぞれの工夫だけでなく,学校全体に及ぶダイナミックな試みが魅力である。
今後,
- 「心機融合」と「学びの連続」を実現するための体制や仕組
- 活動内容と子どもたちの変容との関係
が示されると,より他校の参考になると思われる。これまでに,先生方にインタビューしたところ,以下の構図が手掛かりのように感じている。
11月28日(土)に開催される研究公開では,授業公開に加えて,企画部の先生方から上記1.2.についてもご発表いただける予定。