・山形県米沢市立東部小学校/平成26年度8-12月期 |
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研究課題と成果目標 |
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[研究課題] 若手教員とベテラン教員の協働による校内OJTモデルの開発 [成果目標] A:「学習規律・学習指導の手引」の作成から
B:ICT活用を含んだ「授業研究会」「ミニ授業研究会」
C:「校内OJTモデル」の開発とリーフレット化
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本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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[8月] ○夏休み研修会「確かな学力を保証する授業づくりとICT活用」 講師に、宮城県登米市立登米小学校の研究主任である、皆川 寛先生をお迎えして、講義やICTを活用した模擬授業、ミニワークショップを行った。 ○若手塾
[9月] ○若手塾
[10月] ○第2回校内授業研究会
今回も堀田先生からは、授業や研究全体についての助言があった。次回の第3回授業研究会までの「宿題」として、以下の点をお示しいただいた。 ◇学習規律は全体だけでなく児童ごとに見て、100%達成を目指す。
また、今回からは、「授業評価シート」を使い、児童の学習規律はどうだったか、参観者が評価するようにした。 ○ミニ授業研究月間
○若手塾
[11月] ○第3回校内授業研究会 ・公開授業(3~4時限)・・・ミニ授業研
11月の授業研究会は、プレーヤー(=授業者)をたくさん増やして、同じ立場で話し合える事後研にしたいと考え、これまでと形を変えて、ミニ授業研も実施した。 ・研究授業(5時限)
・事後研究会 堀田先生からは、ミニ授業研の一つ一つに的確なアドバイスを頂いた。授業づくりそのものに話題が変わってきたことで「授業づくりのコツ」を指導していただき、さらに、前回の「宿題」についての評価を受けて、以下の「次なる宿題」が出された。 ◇もっともっと教科書を熟読し、教材研究を充実させる。
○ミニ授業研究月間
○若手塾
[12月] ○若手塾
○学習規律アンケート(児童)、OJTアンケート(教員)による実態調査 |
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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「校内研究の掲示は印刷室に」 もともと職員室に校内研究関連の掲示板はあるが、堀田先生からの「宿題」など、日頃見ておきたいものは、印刷室に掲示しました。(…10月の研究会に来ていただいた、中村西小学校の曽我先生からのアドバイス)印刷をしているときのちょっとした時間に見て、授業で気をつけることを確認する先生方が増えました。 「プレーヤーが増える」 2学期のミニ授業研だけで、27本の授業実践ができた。研究授業を含めると、全ての学級担任が授業公開したことになり、多くの授業を見合うことができた。 |
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成果 |
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今後の課題 |
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公開研究会の計画 |
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アドバイザーコメント |
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東北大学大学院 情報科学研究科 教授 堀田 龍也 先生 |
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1学期は研究のスタート時期だったが,夏休み・2学期と,研究は次第に本格化していった。 2学期は,とにかく多くの授業実践が行われた。それぞれの授業において,教科等の目標を確実に達成させるための授業の在り方,とりわけ理解促進の道具としてのICT活用について,教員間で繰り返し確認され,実践的な情報共有がなされた。そして,このような授業を支えるための学習規律の学校としての統一について,さまざまな合意が形成された。 とはいえ,教員には若手もベテランもおり,それぞれの教員の得意不得意がある。最低基準を確認して揃えると同時に,それぞれの教員が自分の得意な部分を発揮して学校に貢献し,それを同僚が学ぶ材料にするという,まさにOJT的な活動があらゆる形で進められた。 この時期のもっとも大きい成果は,上記に掲げたような1つ1つの取組が,先生方の間で認識として「つながってきた」ことだろう。個別の取組がたくさんあってたいへんに感じていた時期から,それぞれの取組の価値,達成度,それによって生じる児童の落ち着き,授業力の向上が実感され,どれも取り組んでいたからこそ完成形に近づいているという感触が見られるようになった。 3学期は,OJT研究のリーダーシップをとっているメンバーたちが,本校の研究の価値を再理解して図式化・言語化するなどの「見える化」を施し,2年次に市内・県内に本校の取組を伝えていくための戦略を明確にすることである。新年度が始まってから検討しているようでは遅い。3学期が勝負だろう。期待したい。 |
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