・山形県米沢市立東部小学校 /平成26年度1-3月期 |
||
|
||
研究課題と成果目標 |
||
[研究課題] 若手教員とベテラン教員の協働による校内OJTモデルの開発 [成果目標] A:「学習規律・学習指導の手引」の作成から
B:ICT活用を含んだ「授業研究会」「ミニ授業研究会」
C:「校内OJTモデル」の開発とリーフレット化
|
||
本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
||
[1月] ○冬休み校内研修会「フラッシュ型教材研修会」 講師:米沢市立第二中学校 金 隆子先生 ○校内研修会「示範授業と授業づくり研修会」 講師:岩手県奥州市立常盤小学校 副校長 佐藤 正寿 先生 ○第4回校内授業研究会
○事後研究会 堀田先生から、今年度の研究を振り返りながら、成果と課題についてご指導いただいた。 ◇本校では日頃の授業をどうやってよくするかを研究しているので、公開する授業も、日頃の授業の延長でなくてはいけない。これが持続可能な研究となる。授業を作り込む必要はない。 ◇学習規律に関しては、だいぶそろってきている。あとは、何も言わなくても子ども達ができるように。 ○若手塾
○校内地留学 若手の教員が、ベテラン教員1名を選び、その教員に1日張り付いてシャドーイングを行う研修が行われた。今回は、2名の若手教員が行った。 [2月] ○若手塾
今年度で定年退職される本校教員を講師に、これまでの教員生活から学んだことや、若手教員へのメッセージをお話いただいた。 ○toubookの見直し、加除修正、第2版発行 ○東部スタンダード集計 ○研究のまとめ |
||
裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
||
「グラウンドでスキー!?」 1月の授業研究会のこと、堀田先生が教室を回られているときに、ふと外を見ると、クロスカントリースキーの授業をしており、子ども達が颯爽と滑っている様子に驚かれました。我々にとっては当たり前の光景だったのですが・・・。これも東部スタンダード? 「実物投影機 買わなきゃ!」 人事異動で、残念ながら本校を去られる先生の一言。研究が1人1人に根付いているからこそ出る言葉ではないでしょうか。 |
||
成果 |
||
|
||
今後の課題 |
||
|
||
1年間の取り組みの成果 |
||
|
||
1年間の実践を終えての自己評価・感想 |
||
1年間を通して、若手の教員の学ぶ意欲がすばらしく、どんどん力を付けていくのが目に見えて分かりました。ベテラン教員もうかうかしてられないという気持ちになってきています。 また、学習規律をそろえることで、子ども達の雰囲気が落ち着いてきたと感じています。それが学年や学級ごとに差があるのではなく、学校全体的に言えるというのが本校の研究の成果ではないかと思います。 11月20日(金)は、研究の成果発表会です。ぜひ多くの方にお越しいただき、本校の研究の様子をご覧いただきたいと思います。 |
||
アドバイザーコメント |
||
東北大学大学院 情報科学研究科 教授 堀田 龍也 先生 |
||
短い3学期は,積雪の多い米沢市では学校生活がたいへんな時期である。そんな中,同校の先生方は,とても熱心に研修を重ねていた。 外部講師として他校の現場教員を招聘し,模擬授業をしてもらったり,授業研究会を行ったりした。年間指導講師とは別の視点で,実践的なことを学んだことだろう。 年間を通じて行われている授業研究会では,若手優先で授業公開をしてきたこともあり,3学期はベテラン教員の公開授業が多い結果となった。ベテラン教員の小さな授業技術が,若手に伝わる良い機会となった。 OJTの一環として,校外に内地留学に行くのではなく,校内のどこかの教室に1日だけ内地留学するという「校内地留学」という研修方法を実施した。研究授業だけでは見ることのできない,ベテラン教員の指導ノウハウを学んでいた。 1年目の終盤となったこの時期は,「東部スタンダード」によって児童に指導すべき内容が明確になっており,全教職員が同じ指導を行うことができ,その結果,学習活動に落ち着いて取り組む雰囲気がどの教室でも見られ,学校としての安定感が感じられるようになった。全校での指導の場においても,指示が通りやすくしっとりとした集団になってきたように感じられる。 研究授業およびミニ授業研は40回以上行われた。教員同士が多くの授業を見合うことができたことが最大の成果である。その結果,ICT活用も無理と無駄のないものに洗練されてきており,特に実物投影機は毎時間の指導になくてはならないものとなった。 |
||
|