・揖斐川町立 揖斐小学校 /平成26年度4-7月期 |
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研究課題と成果目標 |
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[研究課題] ICT機器を活用し、道徳と関連付けた情報モラル教育の推進 [成果目標] (1)心の領域に重点を置く情報モラルの授業と智恵を磨く領域に重点を置く授業を,情報モラル検定とワークシート,発話記録の分析から比較するため、情報モラルの授業で扱う内容と道徳の時間で扱う内容項目との関連を明らかする。 (2)情報モラルに係る児童会の取り組みを支えるPTAや地域の活動を開始しており,児童と保護者の意識の変化,家庭・地域へのはたらきかけによる家庭での児童のICT活用時間,内容,家庭での約束の達成率などを定期的に測定し,学校・家庭・地域の連携の在り方について明らかにする。 |
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本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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[取り組み内容]
情報モラルの授業と道徳の時間を連続して実施 情報モラルの授業で知恵の領域を扱い、節度・節制は道徳の時間に扱う 研究会にて
アドバイザーの助言
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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情報モラルの授業の評価について揖斐川町内の12校の協力を得て実施した 1)知恵の領域
2)知恵の領域
(1)・2)は日本教育情報学会にて報告2013,2014) *道徳教育の目標に沿った測定方法が必要(即時に集計してフィードバックするため)、また、思いやり尺度(Eisenberg,1989)、自尊感情尺度(Rosenberg,1965)、認知されたコンピテンス測定尺度(Hater,1979)等の尺度だけでは道徳教育の各目標の測定ができない |
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成果 |
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[情報モラルと道徳]
ICT環境、教室環境→学習内容を視覚的に捉える児童にとって効果的な支援 [総合的な学習の時間(子どもの主体的な活動に組み込む)]
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今後の課題 |
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公開研究会の計画 |
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アドバイザーコメント |
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横浜国立大学 教授 野中 陽一 先生 |
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揖斐小学校の取り組みは、横山校長先生のリーダーシップのもと、これまでの研究成果を踏まえた上で進められている(平成25年度ICT活用報告会紀要)。タブレットPCや電子黒板(IWB)等のICT機器に加え,校内LANや校務支援システムなどが整備され、多様な実践が進められてきた。「情報モラル検定」、「インターネット利用の実態調査」、「道徳的実践力に関する尺度」等のデータを分析し、カリキュラムや授業実践に活かすだけでなく、学会発表も行っている。 情報モラルの授業では、「知恵の領域」における児童の変容は認められるものの、「心の領域」に関しての変容が十分でなはないという課題に対応するために、情報モラルと道徳の年間指導計画を見直し、情報モラルの授業と道徳の授業を連続して行うことを研究授業で検証することに取り組みはじめた。 二つの授業の関連を検討することに加え、インターネット利用時間の約束を全校集会に提案する児童会の活動、それを支えるPTAや地域の活動等、日常的な学習活動における「心の領域」への働きかけを含めた総合的な取り組みを進めることが重要であろう。 |
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