実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

川崎市立平小学校  川崎市立平小学校の発表

川崎市立平小学校 なぜ、特別研究指定校に応募したのですか?

川崎市立平小学校

一般の小学校で、情報教育の授業を体系的に実施したかったということが根底にあります。しかし、情報教育については、カリキュラムがなく、重点単元を考えたうえで、実施して下さいとなっているのが現状です。実際、実施するには、全員の先生が参加することが必須であり、学年の先生がこのことを共有化する必要があると考えました。そのためのきっかけとして、2年前に応募しました。

川崎市立平小学校 学内で一致団結して実践研究するための工夫は?

川崎市立平小学校

先生方が主体的に実践研究に参加できるようにするためには、「楽しいこと。つまり子どもたちが変容していく姿を実感してもらうこと」が肝になります。そのため、多少の問題があっても、みんなでビジョンを共有し、実践に取り組みました。

川崎市立平小学校 2年の実践研究を経て、どのように感じていますか?

川崎市立平小学校

2年前に思い描いてた通りになったと思います。自分としては、人生観が変わったかもしれません。今後は、この2年間で作成した、「情報活用能力」育成のカリキュラムを続けていくこと。 そして、校内研究会で、カリキュラムをブラッシュアップしていくことが課題です。

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京都市立一橋小学校  京都市立一橋小学校

京都市立一橋小学校 実践研究を前進できた要因は?

京都市立一橋小学校

各教科のめあてを十分に達成できるようにメディアを活用させたことです。ICTをあまり使えない先生ががいましたが、意識させることにより活用するようになりました。

京都市立一橋小学校 今後の抱負は?

京都市立一橋小学校

教員数増、入れ替わりがあったので、9年間のカリキュラムを見据えて、授業で学習支援カードやICT機器を活用したいと考えています。教師も子どもも、意識して情報活用の実践力をつけていきたいです。

京都市立一橋小学校 貴校の取り組みを漢字一字で表すと?

京都市立一橋小学校

「意」だと思います。その理由は、同じイメージを共有するために、相当意見を交わして、情報活用の実践力を意識した授業に取り組んできたからです。

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高槻市立芝谷中学校  高槻市立芝谷中学校

高槻市立芝谷中学校 2年間の実践研究助成を受けて、良かった点は?

高槻市立芝谷中学校

まず経済面で、自由に使えるところです。また、助成を受けたことで、市町村の協力体制を得やすくなったこと、さらに先進校として位置付けられ、教職員の意識が変化したことです。

高槻市立芝谷中学校 2年間の実践研究の中で、向上できた点は?

高槻市立芝谷中学校

助成による環境整備のほか、(助成をきっかけに)市の研究指定校を受け、市の環境整備がより進みました。
また、教員の授業力が向上し、意識が変化したこともあげられます。

高槻市立芝谷中学校 実践研究を進める中で、苦労した点は?

高槻市立芝谷中学校

指定を受けたことで、発表をしなくてはならないといった重荷と感じる場面がありました。
しかし、授業で大切なことを問い続け、若い教員が取り組み、それを見たベテランが変わり、他の教員も変わっていきました。また、子どもたちのよい表情が増えたこと、子どもたち同士のつながりが増えたことを見て、自分もやってみたいと、教員が触発されていきました。

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福岡県立戸畑高等学校  高槻市立芝谷中学校

高槻市立芝谷中学校 2年間の実践研究助成を受けて、良かった点は?

福岡県立戸畑高等学校

大きく分けて3点あります。まず一つ目は、本校生徒に還元できるデジタル教材開発が進み、多くの登録ができました。二点目は、デジタル教材を使用することをきっかけに授業改善に努力する教員が多くなったということです。三点目には、生徒がデジタル教材を活用し、プレゼンなどに挑戦できたことがあげられます。

高槻市立芝谷中学校 実践研究を進める中で、苦労した点は?

福岡県立戸畑高等学校

ICTを活用すべき箇所と板書を充実すべき箇所の見極めが重要だと感じました。授業スキルの高い教員とICT活用能力の高い教員が協力し合うことで、授業が改善できている教科も多いと感じています。

高槻市立芝谷中学校 今後の抱負は?

福岡県立戸畑高等学校

1・2学年では、教科を融合させた形で(英語・情報・現代社会:英語で現代社会をプレゼンなど)生徒が活用する場面を増やすということです。 また、家庭学習の充実を目的に、ホームページに掲載するデジタル教材を増やしたいと考えています。

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徳島県立盲学校 現:徳島県立徳島視覚支援学校  徳島県立盲学校

徳島県立盲学校 2年間の実践研究助成を受けて、良かった点は?

徳島県立盲学校

ICTに取り組む機会を与えてもらったことです。この助成がなければ、現在も変わらない授業スタイルでいたかもしれません。2年間で環境整備ができたことで、教員のICT活用能力が高まり、わかりやすい授業を実施できるようになりました。

徳島県立盲学校 実践研究を進める中での苦労を乗り越えたきっかけは?

徳島県立盲学校

研究発表会といった、期日の決まった舞台が、よいプレシャーとなりました。 全教員がやらなければならないという雰囲気ができ、授業研究に向けての準備段階から、深い意見交換、時には激しい討論を繰り返し、授業研究、研究発表会を行いました。結果、教職員が一丸となって、取り組む風土ができたと思います。

徳島県立盲学校 貴校の取り組みを漢字一字で表すと?

徳島県立盲学校

「学」です。教員が「学び」、良きに変わる。その結果、生徒の「学び」が深まった(丸暗記から理解へ)と思っています。今後は、ICT機器やデジタル教材の充実を図って、「学び」を深めていきたいと考えています。

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成果報告会開催レポートメニュー

01ご挨拶イメージ

挨拶

主催者挨拶: 赤堀侃司
パナソニック教育財団
常務理事/白鴎大学 教授

来賓ご挨拶: 豊嶋基暢氏
文部科学省
生涯学習政策局
情報教育課長

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02第39回特別研究指定校による中間発表

第39回特別研究指定校
中間発表

  • 板橋区立上板橋第四小学校
  • 福岡教育大学附属
          久留米小学校
  • 岡崎市立葵中学校
  • 世羅町立世羅西中学校
  • 奈良県立奈良養護学校

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第38回特別研究指定校
成果発表

  • 川崎市立平小学校
  • 京都市立一橋小学校
  • 高槻市立芝谷中学校
  • 福岡県立戸畑高等学校
  • 徳島県立盲学校

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□番外編「Q&A」を読む

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パネルディスカッション CHECK

テーマ「学校において実践研究を定着・普及させるための秘訣  ~特別研究指定校の取り組みを通して~」

  • パネリスト:野中 陽一(横浜国立大学 教授)
  • 寺嶋 浩介(長崎大学大学院 准教授)
  • 影戸誠(日本福祉大学 教授)
  • 金子健(明治学院大学 教授)
  • コーディネーター:木原俊行 (大阪教育大学 教授)

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講評・まとめ、情報交流会

総括

吉崎 静夫 
(パナソニック教育財団
 評議員
 日本女子大学教授)

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情報交流会

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