#01 挨拶 主催者挨拶:
小野 元之(パナソニック教育財団 理事長)
来賓ご挨拶:
磯 寿生氏
(文部科学省 生涯学習政策局 情報教育課長)
小野 元之 パナソニック教育財団 理事長
現在、中教審を中心に新教育課程の検討が進んでいます。アクティブ・ラーニングや小学校における英語教育など、グローバル化に対応したこれからの学校教育において、ICTは重要な役割を果たします。子どもたちが1人1台のタブレットなどを活用し、アクティブに思考し創造性を磨く、新しい学びへの変化が始まろうとしています。
特別研究指定校や一般助成校が先導的な研究成果を上げ、その成果を定着・普及させる取り組みが、校内や地域で途切れることなく継続すること。それが、多くの学校のICT活用の発展につながります。私たちパナソニック教育財団が行っている実践研究助成が、日本全体の子どもたちの新しい時代の学習に役立つことを期待しています。
磯 寿生氏 文部科学省 生涯学習政策局 情報教育課長
今回の報告会では、ICTを効果的に活用して教育課題の改善に取り組む、多様な実践事例に触れられることを楽しみにしております。
文部科学省でも、情報化の進展に伴う課題に対応した指導の充実を図るため、さまざまな取り組みを行っています。本年3月には小中学生の情報活用能力の調査結果を取りまとめました。この情報活用能力については、教育再生実行会議でも、これからの社会で求められる力としてその育成が重視されています。今年度は引き続き、高校生に対する調査を実施し、今後の情報教育のあり方を検討する計画です。
調査結果などは文科省のサイトを通じて公表しておりますので、助成校の皆さまも自校の取り組みにご活用いただければと考えております。