解説と講評 |
コメント:宮崎大学 教授 新地辰朗 先生 |
特別研究指定校として 時には直感的で,必ずしも整理されていない状況でみられる“思考の断片”や“思考の種”を,学習課題の解決のために,“まとまった”“考え”にまで導きたいという,先生方の想いだと推察します。タブレット型PCの活用にみられるように,新しいICTを導入することで,従来より,様々な表現や記録を多様に表出・記録できるようになりました。ただし,それらの活用を学習の成果に導くには,別の工夫が必要となります。ICT活用において,頭の中での試行錯誤の段階で表出されるものと,結果として整理された“考え”を分けて,思考の可視化を捉えることができるならば,協働学習におけるICT活用の有効性はさらに高まると思います。 授業のねらいを達成しようとする中で,見出される工夫や意見を,一層,楽しみにしております。 |