福岡教育大学附属久留米小学校/平成26年度4~7月 |
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研究課題と成果目標 |
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[研究課題]
[成果目標] ◆(1)(2)に関して,学習過程や活動の在り方を各教科等ごとに,パターン化する。
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本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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4月
(1)(2)《授業づくり公開授業研究会に向けた準備》
※【内容分析→教材化→単元(題材)構成→学習指導過程→具体的な活動→教師の支援】
(3)《ICT機器の授業での活用の推進》
(4)情報モラルでの指導内容や指導方法に関する昨年度までの取り組みについての共通理解を図るために,学年間で日常的な授業実践の進め方を確認するようにした。また,情報科に関する研修や情報教育全般に関する研修を組織的に進めることができるようにするために,役割を明確にして推進役の教師を中心に研修が進められる組織を編成した。 ◆アドバイザー(宮崎大学 新地辰朗先生)の助言 (1)情報編集力の概念規定【必要な情報を選択する力】と【情報を組み合わせる力】と活動構成の要素となる活動【つくる,えらぶ,みなおす活動】との整合性や関連を明確にすること。 →→ 情報編集力には『必要な情報であるかどうか判断して,選び出す力。』と『組み合わせ方を考えることができる力』が必要である。情報編集力の概念規定を再考したり,授業実践から構想を見直したりすること。
(2)【つくる,えらぶ,みなおす活動】を組み合わせた活動構成は,単元の中に何度も繰り返して位置付けたり,一単位時間においても位置付けたりすることも可能になってくるので,各教科等で活動構成の位置付け方について共通理解が図れるように構想を整理する必要がある。 →→ 基本的に単元(題材)学習を行う場合には,一単位時間ではなく単元の中にいくつかの学習のまとまり(ねらいが同質になるまとまり)の中に一サイクルの活動構成を位置付けることができる。一方で,一単位時間が基本的な学習過程になる領域に関しては,一単位時間の中でいくつかのサイクルを位置付けることができると考える。つまり,各教科等の学習の特質に応じた活動構成をすることとする。
(1)(2)《授業づくり公開研究会・新任研修会》
(3)《教師が提示するためのICT機器の活用》
(3)《子どもにICTを活用させる場面》
(4)《情報科に関する研修》
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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成果 |
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○ICTの活用が広がったり深まったりしてきた。
○情報科に関する今後の方向性(成果と課題)が明らかになり,課題を克服するための方策も見えてきた。 |
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今後の課題 |
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●教科の特質にあったICTの活用の仕方を明らかにする。
●日常的な子どものICT活用を図れるように,使用する場所や時間など工夫する。 |
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公開研究会の計画 |
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○公開研究会の研修 平成26年6月5日(木),7日(金)授業づくり公開研究会 ●今後の計画 平成27年2月9日(月),10日(火)本校研究発表会 |
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アドバイザーコメント |
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宮崎大学大学院 教育学研究科 教授 新地 辰朗 先生 |
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本年度は,前年度の活動で捉えた効果的ICT活用の"手がかり"をヒントに,特別研究指定校としての研究課題と関連付けながら,本校のICT活用全体を,整理・説明することが期待されます。あわせて,新設教科「情報科」との相乗による効果の有無も興味深いポイントとなります。 4月の授業参観では,それぞれのICT活用において,教師の意図や工夫を説明いただきました。また,今回の活動報告でも,教師による提示,子どもによる情報収集・説明・吟味等に,ICT活用を分類されています。 今後,本校でのICT活用と,研究課題のキーワードである「情報編集力」や"情報編集力を構成する力"等との関連について,全職員で協議・共有しながら,魅力ある教育実践を展開されることを願います。 | ||
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