福岡教育大学附属久留米小学校/平成26年度8~12月 |
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研究課題と成果目標 |
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■課題
情報編集力を育てる教育課程の創造 ■目的 次の3つの在り方を究明する。
■具体的な取り組み
→特に,2学期にはICTを子どもが主体的に活用できるように,学び方を日頃から積み上げるとともに,処理機能を中心に各教科等の特質に応じた活用方法の在り方を,ICTの種類と活用の仕方の2つから明らかにする。 ■成果目標
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本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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8月 (1)(2)《若い教師のための『教育実践セミナー』の開催》
(3)《情報教育の研修会の開催》
(4)《情報科研修会》
9月 (1)(2)《各教科等の構想に基づく授業分析》
(3)《各教科等の特質に応じた
(3)《情報モラルに関する
10月 (1)(2)(3)《訪問指導》
(4)《情報モラルの日常的な実践の積み重ね》
◆アドバイザー(宮崎大学 新地辰朗先生)の助言
以上3点が指導頂いた概略である。特に研究課題である「情報編集力」における評価の基準が曖昧であり,これまでの「情報活用能力」が評価基準になっている。本校の研究課題に応じた評価基準を明確にした上で,実践→評価を進めて研究のまとめを行うこととする。 11月 (3)《児童用タブレット43台の導入》
(4)
12月 (1)(2)《研究発表会に向けての指導案づくり》
(3)《新しい機器やソフトの活用方法の検討》
(4)《情報モラルに関する指導》
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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成果 |
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今後の課題 |
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●情報編集力と4つの具体的な取り組みの関連を明らかにする。 ●ICT機器がこれまで以上に揃ってきた分,活用方法を明らかにした上で効果的な活用を今後模索していく。 |
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公開研究会の計画 |
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○研究発表会 平成27年2月9日(月),10日(火) |
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アドバイザーコメント |
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宮崎大学大学院 教育学研究科 教授 新地 辰朗 先生 |
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情報編集力を育てる教育課程の創造 本校では,「情報編集力」を,"多くの情報の中から自分にとって必要な情報を選んで取り出し,情報の価値を判断し,一つ一つの情報を組み合わせて,創造的な価値ある情報につくり上げて,問題解決に活用したり,他者に発信したりしていこうとする態度のことである。"と定義しています。この「情報編集力」を働かせる活動として,情報を;"つくる"・"あつめる"・"つくりあげる"活動,に着目しています。 教科等の特質に配慮しながら,情報教育に取り組む際にポイントになるのが,教師間の共通理解となります。本校では,①(課題解決活動における)課題や目的に応じた情報手段の適切な活用, ②(自分の考えの構築における)必要な情報の主体的な収集・判断・表現・処理・創造, ③(交流をとおしての新たな考えの構築における)受け手の状況などを踏まえた発信・伝達,といった学習活動を想定しながら,"各教科等で目指す子どもの姿"を,具体的に整理したり,指導案に"情報編集力に関わる評価"の欄を設けたりするなど,全職員で,「情報編集力」を高め,働かせる活動のデザインに向きあう,意欲的な創意工夫がみられます。このような案出は,研究開発学校としての「情報科」に関わる研究を背景にしている表れとも思われますが,今後,全国の学校で,児童生徒の情報活用能力の向上に取り組む上で,多いに参考になるものと期待しています。さらに,抽出した児童の学習の様子や変容から,授業を検証するなど,2年間の研究成果の質を高める意欲も感じています。 情報に関わる児童のスキル(=学力)の向上にフォーカスした教育課程の創造(あり方)について,これからの3か月,いっしょに考えてゆきたいと思います。 | ||
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