・揖斐川町立 揖斐小学校 /平成27年度1-3月期 |
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研究課題と成果目標 |
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[研究課題] ICT機器を活用し、道徳と関連付けた情報モラル教育の推進 [成果目標] (1)道徳的価値に関わる学習を行う道徳科で情報モラルに関わる題材を扱う場合の情報モラルの授業との関連を明らかする。 (2)情報モラルに係る児童会の取り組みを支えるPTAや地域の活動を開始しており、活動の広げ方を明らかにする。 |
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本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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[取り組み内容]
情報モラルと関係のある資料を扱った道徳の授業の様子
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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成果 |
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本期間の成果
2年間の成果 2年間研究から,特別な教科道徳で情報モラルの題材を扱うとき,道徳の時間のねらいの根底にある道徳的価値に迫り,子供の道徳的実践意欲の向上に繋がるためには次の4点が大切であることが分かった。 保護者と地域、学校との連携等では、次の4点が大切であることが分かった。 |
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今後の展開 |
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2年間を振り返って、評価・感想(気づき) |
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アドバイザーコメント |
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横浜国立大学 教授 野中 陽一 先生 |
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2年間の研究成果は、特別の教科道徳、学級活動や家庭学習における情報モラルの学習、児童会活動、さらにはPTAや地域を巻き込んだ情報モラルに関わる活動が有機的につながり、学校全体のカリキュラムとして位置付いたことです。情報モラル教育のカリキュラムマネジメントを行う際に参考にしていただければと思います。 中でも児童会による「揖斐小学校インターネット利用の約束」の作成、児童会・PTA・揖斐小学校連名による依頼文書のPTA会員と公民館等への配布、情報モラル教材の入ったタブレット端末を家庭に持ち帰り、親子で復習するという活動は、情報モラル教育を学校、家庭、地域が連携して取り組むの際のモデルとなる活動だと考えます。 研究の計画段階では、体系的な情報モラル教育のカリキュラムを前提に情報モラルの授業と道徳の授業の関係性を実証的に明らかにするという研究志向の強いものでした。もちろん、実験的な授業にチャレンジし、「情報モラル検定」、「インターネット利用の実態調査」、「道徳的実践力に関する尺度」等のデータ分析からその効果を検証することも重要です。実際に、情報モラルの授業は「知恵を磨く領域」にあたる「安全への配慮」「情報セキュリティ」の指導には効果が見込めるが,「心を磨く領域」にあたる「情報社会の倫理」「法の理解と遵守」そして「公共的なネットワーク社会の構築」の指導では期待した効果が得られないといった知見は、こうしたアプローチによって明らかとなりました。 実践的な研究の成果は、これらだけに留まりません。タブレット端末による授業記録、グループワークを取り入れた授業研究など、教師自身がアクティブラーナーとなる取り組みが授業に反映され、グループに1台のタブレット端末で資料を共有し、その資料をもとにした話し合い活動を活性化し、議論を深めるといった試みが行われるようになりました。 ぜひ、こうした取り組みを継続し、さらに充実、発展させていただければと思います。 |
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