・板橋区立中台中学校 /平成27年度1-3月期 |
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研究課題と成果目標 |
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[研究課題] 生徒の主体的な学びを重視した授業の工夫・改善<福井大学と連携>
[成果目標] ①基礎学力の定着と思考力・判断力・表現力、主体性の育成のために、教科センター方式の導入と活用を通して、ICT機器等の施設・設備を効果的に活かす。 ②課題提示や指導方法の改善を図ったり、効果的に協同学習を取り入れたりするなど指導方法を工夫改善し、生徒の学習課題に対する意欲の向上や学習内容の定着につなげる。 | ||
本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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[取り組み内容] ❶授業研究に向けた学校組織体制の確立
授業研究 8教科(美術科講師対応を除く) →1~3月:研究実践報告会 国語・社会・数学 1月14日(木):研究実践報告会等の最終確認 2月29日(月):研究実践報告会 全教科 ❷授業実践でのICT活用場面 授業研究の3つの視点に基づき、ICT活用場面を導入・展開・まとめに効果的に配置する。 国語 1年A組 国語 「感じたことを文章にしよう」主体的かつ意欲的な学びを支える語彙力、読解力を身に付け、自分の思いや考えの根拠を明確にして伝える力を養い、協同学習を通して考えを深める。
「感じたことを文章にしよう
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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❶研究実践報告会
❷ICT活用・実践・具現化・瞬時の共有化・可視化
❸教科センター方式の教科メディアゾーンのイメージ化・教科特有の『家具計画』に基づく購入 |
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本期間の成果 |
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❶研究実践報告会での専門性高い研究実践者の参加・見取り 主体的な学びにつながる興味・関心・積極性 肯定的評価 90.8% ➋参観者による意欲的な協議
参観者からのご意見
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今後の課題 |
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➊教科の特性を生かしたデジタルコンテンツの開発 ❷教科センター方式導入の新校舎を生かす:中学校教科特有のICTの使い方を確立していくこと。 ❸ICT活用の日常化・実践積み上げ:①とにかく使う段階→②場面〔導入・展開・まとめ〕に応じた活用の段階→③個に応じた活用の段階、として順次練り上げること。 ❹研究体制の確立によって授業改善に向かう自発的な取組にしていくこと。 ➎学力向上に向けた広報活動 参観者からのご意見 ○ICTの活用は、提示の前後が大事です。(発問・焦点化)この組み合わせの研究がこれからの課題です。チームワークがある先生方のご努力に来年、期待しています。
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今後の計画 |
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1年間を振り返って、成果・評価・感想(気づき)・次年度への思い |
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アドバイザーコメント |
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日本女子大学 教職教育開発センター 所長 人間社会学部教育学科 教授 吉崎静夫 先生
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平成28年2月29日(月)に、全国から247名の参観者をえて、研究実践報告会が盛大に行われた。そこでは、全教科の授業が公開された。 その際、すべての授業において、タブレット、電子黒板、実物投影機、デジタル教科書などのICTが有効に活用されていた。つまり、私(吉崎)が本校にアドバイスしてきた「導入・展開・まとめ」という学習場面と、「個別・グループ・一斉学習」という学習形態の二つの視点の組み合わせを考慮した「授業場面に応じたICTの活用」がなされていた。特に、導入場面においては、「教師が一斉学習でICTを活用」と「生徒が一斉学習でICTを活用」の2通りの活用法が提案されていた。研究の発展が認められた。 教科センター方式の新校舎での教育実践が展開される平成28年4月以降は、研究テーマ(生徒の主体的な学びを重視した授業の工夫・改善)との関連で、「教科特有のICT活用」と「教科共通のICT活用」という視点を本格的に研究する段階に入る。そのためには、それぞれの教科でのICT活用をますます充実させるとともに、「教科別のICT活用マトリックス表」と「教科横断型のICT活用マトリックス表」を作成することが求められる。また、各教科でのICT活用の成果をまとめる「研究推進部」の組織を再度強化してもらいたい。 |
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