パナソニック教育財団では、ICTを効果的に活用しながら教育課題の改善に取り組む全国の学校に助成(実践研究助成)を行っています。 「成果報告会」は、“ 実践を深め 育てること ”への支援の一環として、 |
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開会式では、パナソニック教育財団常務理事の赤堀氏より「助成校は今後、他の学校への普及をミッションとしてほしい。本日は専門委員の先生方や他校と忌憚のない意見を交わして様々な気づきをしてほしい」との挨拶がありました。 |
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くるま座ディスカッションでは、参加校が特別研究指定校と地域別などの17グループに分かれ成果報告を行いました。各グループには専門委員の先生方が入られアドバイスを行いました。 特別研究指定校グループを中心にいくつかをご紹介します。 |
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■3世代の特別研究指定校が成果と課題を共有 | |||||||||||
○特別研究指定校グループ |
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・酒田市立飛鳥中学校 |
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・勝山市立村岡小学校 |
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教員のICT利用率の推移の他、効果の1つとして、進学率を上げることの課題を挙げ、定期試験や学習進度の向上など、教科によってわかってきたことを紹介されていました。 |
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ICT活用の先進的な実践、取り組みについて報告がありました。その後、コラボノートによる共有時間の短縮化、タブレットの手書きモードとキーボード入力の実情、児童アンケートの傾向などについて、情報交換がされていました。 |
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教員全員が一丸となって取り組める要因について質問があり、校長のリーダシップ、全教室の統一環境など、その本質にせまるような、意見交換がされていました。 |
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全教室に設置された電子黒板や実物投影機、またデジタルペンなどを使って、子ども達の「思考の可視化」に挑戦しておられます。個々の授業での学習課題を達成しながらどう思考力を育成するのか、といった難しい課題に対して、研究を進めておられます。 |
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■助成を機に研究にICTを位置け、モノからツールに | |||||||||||
○北海道グループ |
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■コンピュータを使うスキル | |||||||||||
○四国グループ |
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くるま座ディスカッション後に文部科学省生涯学習政策局参事官の新井氏よりご挨拶を頂きました。 「文部科学省としては、21世紀を生きる子ども達に求められる「生きる力」を育む教育を行うため、教育の情報化を推進している。また、政府としても、7月31日に日本再生戦略をおいて、ICTも活用しながら、課題の発見・解決やコミュニケーション能力など重要な能力・スキルの確実な習得を目指すことが大事であると閣議決定されたところである。くるま座ディスカッションに参加させて頂いて、各学校それぞれに独自のオリジナリティーあふれる取り組みを行っておられるので、それぞれの知見、ノウハウを共有して自らの実践に生かしてほしい。また、継続が大事であり、現在行われている取り組みをより一層深めて頂いて、研鑽を積んで頂きたいと思います。」 |
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本会における「ポスターセッション」とは、特別研究指定校が創意工夫して制作したポスターを前に発表を行い、参加者はさまざまなポスターの前に立ち寄りながら、自由に質問するというものです。 今回は、第36回、37回、38回特別研究指定校の計11校がポスター発表を行いました。
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■校内研修会の工夫と毎月の授業研究会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
○川崎市立平小学校 (第38回特別研究指定校) |
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■学ぶ姿勢を育てるための支援 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
○酒田市立飛鳥中学校(第37回特別研究指定校) |
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シンポジウムでは平成20年度から設けられた「特別研究指定校」3期校による2年間の活動と成果の報告が行われました。特別研究指定校には、研究者(専門委員より選任)がアドバイザーとして2年間、学校をサポートし続けます。これも特別研究指定校制度の大きな特徴といえます。 |
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■「わが校」の見つめなおし につなげる | |||||||||||
はじめにファシリテーターの寺嶋先生が本シンポジウムの趣旨として以下の2点を挙げ、本成果報告会が“実践を深め、育てること”につながるように促されました。
今回のシンポジムでは特別研究指定校の報告を受け、ファシリテーターと各校アドバイザーによるディスカッションを行いました。アドバイザーを通し、学校が語り切れなかった部分、学校の隠れた魅力などが紹介し、それぞれの学校の取り組みと成果をいっそう明らかにしていきました。 ファシリテーター 報告者 アドバイザー |
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■共通性と多様性 | |||||||||||
最後はファシリテーターの寺嶋先生が本シンポジウムを以下の3つの視点からまとめ締めくくりました。
B アドバイザーの役割 |
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「成果報告会」の最後のセッションでは「本日のまとめ」として、赤堀常務理事が一日の活動を振り返り、「どの実践も、授業過程をベースにICTが関わっているということが重要である。このことを一挙にではなく、実践を繰り返すうちに徐々にわかってきた、ということも大切なことである。例えば、拡大提示は効果的だが、子どもは縮尺がわからなくなる場合もあるようにメディアの使い方によって、その道具性はプラスにもマイナスにもなる。道具性は状況によって、強く前に出たり、消えたりする。そのことに気付き、臨機応変にICTを対応させることが大切である。」と講評を述べました。 |
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参加者に「成果報告会」に参加しての感想、本助成制度に関する思いなどを伺いました。 ■アンケート ・「成果報告会」という機会により、人とのつながりができて、とてもよかったです。他県の方と情報交換を、直にできてよかったです。(新潟県 中学校 教諭) ・やはりくるま座ディスカッションが一番印象に残りました。1年前に会った先生方にまた会えることに加えて、それぞれの成果を共有できることは、今後の糧になると強く感じました。 ・実践に対して、いろいろと御意見やアドバイスをいただくことができ、これからの取組への意欲が高まってきました。(京都府 高等学校 副校長) ・シンポジウムは実践報告のみならず、その学校にかかわった専門委員の先生方のコメントがあるのがよかったです。目には見えない努力や下準備、苦労話などが聞けたのがよかったです。また司会の先生が、報告になかった部分を引き出してくださったのがよかったです。 ・シンポジウムにより何をどのように整理していくかの方向性が見えたように思う。専門家からの補足や推進の視点の交流は、自校の取り組みを振り返るときに参考になった。 ■インタビュー = 助成制度について (高橋 純 専門委員(富山大学 准教授)) = = 助成を受けたことによる変容 (特別研究指定校:西宮市立北六甲台小学校)= = 他校への応援メッセージ (特別研究指定校:京都府立乙訓高等学校)= 平成24年度「成果報告会」ダイジェスト はこちらからご覧いただけます |
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