 実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)
実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)| 世羅町立世羅西中学校/平成26年度8~12月 | ||||||||||||||||
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| 研究課題と成果目標 | ||||||||||||||||
| [研究課題] 「ICTを活用した効果的な通常学級における特別支援教育の開発」 [成果目標] 通常の学級に在籍する支援が必要な生徒に対して,優位感覚タイプの分析に基づき,効果的にICT機器を活用することによって,学習効果が高まり,通常の学級における特別支援教育の充実を図ることができる。 | ||||||||||||||||
| 本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 | ||||||||||||||||
|  08月05日 第5回訪問指導
   
  08月20日 校内研修
 
 デジタルビデオカメラ(ぼうけんくん)説明会 
  09月10日 デジタルビデオカメラ(ぼうけんくん)説明会
   
 10月09日 世羅西中学校 公開研究会
   
 
 
 【視覚優位の生徒に対する支援】 噴水現象がなぜ起こるのか,実験動画を何度も繰り返し観察して考えることができる 
 
 【視覚優位の生徒に対する支援】 自分の動きを客観的にとらえ,よりよい動きを身につけるヒントにする 
 
 【聴覚優位の生徒に対する支援】 イヤホンから筆使いや書くポイントの解説音声を聞きながら,清書する ・分科会
   
 ・講演「学力向上のためのICTを活用した授業づくり」
   
 
  10月24日 全日本教育工学研究協議会 分科会発表(実践報告)
   
 [ICTを活用した授業の一例] 
 
 
 
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| 裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) | ||||||||||||||||
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| 成果 | ||||||||||||||||
| 公開研究会や全日本教育工学研究協議会での分科会発表にむけて,本研究のこれまでの取り組みをまとめ,一定の形に整理することができた。公開研究会で,アドバイザーの吉崎先生が講評してくださったとおり,次の3点に集約することができる。 
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| 今後の課題 | ||||||||||||||||
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| アドバイザーコメント | ||||||||||||||||
| 日本女子大学 教授 吉崎 静夫 先生 | ||||||||||||||||
| 1. 本期間(8~12月)の成果について 10月9日に「公開研究会」、10月24日に「全日本教育工学協議会全国大会」の分科会発表を行って、本校の先進的な研究成果を公開できたことは、高く評価できる。 本校の研究成果は、アドバイザーの吉崎が公開研究会の講演で話をした、次の3点に集約できる。それらは、(1)「ICTの3段階」を目指した研究であり、第3段階の「どういう子どもにICTが効果的か」まで研究が進展したこと、(2)実践事例集(指導案)に工夫があり、どの授業場面で,どのタイプの生徒の支援に有効かを明記したこと。(3)「優位感覚チェックシート」の作成において、教職員が何度も改良して、暫定的に開発が完了したこと、である。 「公開研究会」で行われた国語(書写)、理科、体育の授業において、それぞれの授業のねらいのもとでICTが有効に活用されていた。参観者にとっても大いに参考になった。 2.今後の課題について さらに検証事例を積み重ねて、「生徒の特性に応じたICT活用のあり方」についての知見を深めることが大切である。そして、「特別支援を必要とする生徒の優位感覚に応じたICT活用の成果を集約する整理表」と「それぞれの生徒を支援する総括表」を考えてほしい。 | ||||||||||||||||
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