実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

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2012年度1-3月期(最新活動報告)

守口市立橋波小学校最新活動報告イメージ

実践事例の検証(2学期・3学期分)

昨年度末に上がったのは、実践事例の検証が必要であるという点でした。そこで、今年度は、多くの実践事例について検証作業を行う事にしました。またそれに応じて検証ワークシート……活動報告を読む

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橋波小学校の研究課題に関する内容

学校名

守口市立橋波小学校

研究テーマ

多様な教科・領域における活用型学力の育成
〜電子黒板やタブレットPCなどを用いた活用型学習の実践事例の創造〜

本実践の
セールスポイント

・電子黒板(50インチモニター+電子黒板ユニット+実物投影機)
・4年生から6年生に1人1台のタブレットPC
・活用型学習の創造

・教科部会の活動と全教科・領域で,学期に1回の実践報告

現状と課題
(申請理由)

 平成22年度に,ICT環境整備事業により全クラスに50型モニター,高学年の6クラスには電子黒板が整備されたた。またパナソニック教育財団実践研究助成(一般)を受け,全クラスに実物投影機を設置し,デジタルカメラ10台を購入したことから,ICT機器の整備・充実が図れた。このことより,教員が児童にわかりやすく教えるというICT活用は大幅に進展しているが,児童がICT活用を行った活用型学習はまだまだ難しいのが現状である。それは,低学年では電子黒板が整備されていないため,大きく映した画面に児童が書きこんだり消したりすることができない。また,児童一人ひとりが自由に使えるICT機器がないため,児童がICTを活用して試行錯誤しながら問題を解決するような状況ではないからである。


 平成23年度から本校が総務省「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」の1校に採択され,4・5・6年生の全員にタブレットPCが導入されることになった。これにより児童一人ひとりがICT機器を使い,思考力・判断力・表現力などの育成を目指した活用型学力を高めていけることと考える。さらに,電子黒板ユニットの購入が可能になれば,タブレットPCが導入されていない学年でも50型モニターを電子黒板化することができる。また,アクセスポイントを増やし,ワークシートをPDF化できれば,低学年でもタブレットPCを活用でき,教材のレパートリーが増え,一層,活用型学習を進めていけるものと考えられる。


 そこで研究テーマを「多様な教科・領域における活用型学力の育成」とし,サブテーマに「電子黒板やタブレットPCなどを用いた活用型学習の実践事例の創造」とする。今回の申請における研究では,3点を中心に推進する。
@ 電子黒板やタブレットPCなどを用いた活用型学習の
実践事例の創造
A「活用型学習」の内容を示した場面集の作成
B 研究実践の共有化と活性化を図るため実践報告会を開催する

ことを研究課題に据えることにした。多様な教科・領域でICT活用した活用型学習の事例は少ない。そのため先行事例として提案していく。また,その場面集を作成し,教員が苦手としている教科・領域でもICT活用を通して,活用型学習を指導することができるようにする。そのように教員自らが積極的にICTを活用する術を知ることで,児童のICT活用を通して育てる活用型学習を継続的に発展的に推進することが可能となるのである。

予想される成果

【@ 電子黒板やタブレットPCなどを用いた活用型学習の
実践事例の創造】

  • 電子黒板やタブレットPCなどを活用した実践事例を創造することで,高学年では児童一人ひとりの追究をベースとする学びによって,低学年では学級やグループで協同学習の中から活用型学力が身に付く。
  • 活用型学習の実践事例を創造することで,教員の更なる授業力向上に繋がる。

【A「活用型学習」の内容を示した場面集の作成】

  • 様々な場面における児童によるICT活用のパターンを校内で共有できる。
  • 年度をまたいで学校全体として,児童のICT活用による活用型学習の研究推進を可能にする。
  • 市内の小学校に配布することで,各学校における児童のICT活用による活用型学力の育成に関して普及を行える。

【B 研究実践の共有化と活性化を図るため実践報告会を開催する】

  • 学校全体で研究を進めることができる。さらに,苦手な教科指導にも生かすことが可能になり,活性化に繋がる。
公開授業研後の実践報告会は,ポスターセッションで行う。参加者から出た様々な意見を,次のステップにつなげる。

公開に関する情報

○平成23年5月 自主公開授業
(主 旨)活用型学力を高める児童のICT活用の探究
(参加者)講師 指導主事 中学校区教職員(第四中学校・三郷小学校)
(内 容)
1 公開授業 6年(国語)
2 事後協議会(グループによる協議会方式)
3 講師まとめ

○平成23年11月 守口市教育課程研究協議会
(主 旨)多様な教科・領域における活用型学力の育成
〜児童のICTを活用した活用型学習とその指導方法の工夫と改善〜
(参加者)講師 指導主事 守口市内教職員 中学校区教職員(第四中学校・三郷小学校) 大阪府下教職員
(内 容)
1 公開授業 2年(国語)・3年(体育)・6年(国語)
2 事後協議会(グループによる協議会方式)
3 実践報告会(各教科・領域と2学年の発表 ポスターセッション形式)
4 講師まとめ

○平成24年5月 自主公開授業
(主 旨)活用型学力を高める児童のICT活用の探究
(参加者)講師 指導主事 中学校区教職員(第四中学校・三郷小学校)(内 容)
1 公開授業 
2 事後協議会(グループによる協議会方式)
3 講師まとめ

○平成24年11月 守口市教育課程研究協議会
(主 旨)多様な教科・領域における活用型学力の育成 〜児童のICTを活用した活用型学習とその指導方法の工夫と改善〜
(参加者)講師 指導主事 守口市内教職員 中学校区教職員(第四中学校・三郷小学校) 大阪府下教職員
(内 容)
1 公開授業 
2 事後協議会(グループによる協議会方式)
3 実践報告会(各教科・領域と2学年の発表 ポスターセッション形式)

4 講師まとめ

特別研究指定期間

平成23年〜平成24年

都道府県

大阪府

研究代表者

松浦 智史(教諭)

学校HP

http://www.moriguchi-osk.ed.jp/hashiba_es/

アドバイザー

永田 智子 准教授(兵庫教育大学)

橋波小学校 財団活動日記の紹介

2014/03/07 研究授業に参加しました
昨年度までの特別研究指定校である大阪府守口市立橋波小学校の研究授業に参加させて頂きました。当日(2月25日)は、守口市の教育課程研究協議会を兼ね、市内小学校から多数の教員が参加されていました。
日記へ
2013/03/28 4年間の蓄積、授業改善の風土を感じます!
2012/12/25 蓄積4年の研究の集大成! 継続の力を公開
2012/07/12 昨年の成果を踏まえ、2年目の研究へ
2012/02/10 1年生が学年を超える目標に挑戦! 思考の手立てを追及
2011/12/08 2校連携の合同公開授業研究会を開催
2011/11/02 5年人権教育 難しいテーマを身近な存在へ
2011/07/07 1人1台のタブレットPC、4年理科で実践!
2011/05/19 1人1台のタブレットPC、6年国語科で実践!
2011/04/26 話題のタブレットPC、いよいよ実践開始!!

橋波小学校の取材記事