#02 表彰式 第41回 実践研究助成
一般助成 研究成果報告書 優秀団体表彰式
続いて、第41回一般助成研究成果報告書の優秀校の表彰式が行われました。専門委員の先生方に報告書を評価していただき、74団体から選ばれた14団体を表彰。最優秀校に輝いた岐阜県立郡上特別支援学校には、第42回実践研究助成の6校目の特別指定研究校として、9月より研究活動を推進していただきます。
表彰後、専門委員のメンバーである木原俊行 氏(大阪教育大学 教授)は全体講評として、「研究内容・活動の創意工夫、研究データの説得性、研究内容の適用可能性、実践の批判的検討、表現の工夫」という5つの観点から評価したことを明らかにしました。
本校では平成25年度から、知的障がいの生徒の卒業後の生活や就労に向けて、喫茶サービスの作業学習を始めました。26年度には接客をアシストしてくれるアプリを使い、一定の教育効果を得ましたが、お客様を意識したコミュニケーション力の育成にまでは至りませんでした。そこで本研究では、学校ごとの生徒の実態に合わせた、より汎用性のある接客支援アプリの開発に取り組み、生徒自身が自分の課題を主体的に見つけることができるものに改良できました。生徒それぞれの役割を明確にすることで、いかに活躍する場面を多くつくれるかが今後の課題です。さらに、ほかの分野にも応用できるものを目指していきたいと思います。