#07
総評
グループディスカッション・交流会
赤堀 侃司 パナソニック教育財団 常務理事/東京工業大学 名誉教授)
赤堀 侃司 パナソニック教育財団 常務理事/東京工業大学 名誉教授
本日は長時間にわたり、活発な議論と発表をありがとうございました。ICTはいわば食材みたいなものです。その新しい食材を先生方は見事に調理してこられました。13団体の発表の中には子どもが主体になる学習をどう実現するかという、さまざまな工夫が見られました。専門家の先生方のアドバイスのもと取り組まれた、これらの研究成果は世界に堂々と発表できるものです。財団が蓄積した財産をどう国内外に広めていくかが今後の課題です。
成果報告会の終了後、場所を移して、助成校の皆さん、アドバイザーの先生方、パナソニック教育財団関係者によるグループディスカッションと交流会が開かれました。
冒頭、藤田稔 パナソニック教育財団事務局長が「またこれで皆さんの成果という、かけがえのない財産が増えました。助成校の皆さんは、ぜひ次のステップに進んでください。まずはグループごとに対話的な学びを深めてから自由な交流を楽しみ、限られた時間を有効にお使いください」と挨拶。
会場では、この日の学びをもとにした活発な議論や情報交換が行われました。
学校の研究活動の様子を聞くだけではわからない意味づけがアドバイザーの先生方の手によって行われて、更に各実践の価値や手法などを咀嚼できたように感じました。
成果報告会での熱意あふれる発表はとても印象に残りました。また、情報交流会でのざっくばらんな意見の交流で、迷いながら取り組んでいる我々にエールを送っていただきありがたかったです。
大変、充実した研修となりました。表彰式だけではなくこうした研修を通して、井の中の蛙にならないよう今後も精進していこうという気構えを持たせていただけました。
これからの実践に大いに役立てていきたいと思うヒントとなる発表をたくさん聞かせていただきました。
内容が豊富であっという間に時間が経っていました。アドバイザー先生方のコメントが特に良かったです。自校の研究で不足している点にも気づくことができました。