実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

横浜市立立野小学校 研究課題「ともにかかわり合いながら 「自分づくり」を進めていく子の育成 〜ICTの活用による人間力の育成〜」 リンク

2010年度1-3月期(最新活動報告)

横浜市立立野小学校

試行錯誤を繰り返しながら授業を
創り上げる「立野スタイル」

昨年の10月29日、全国より300人を超える参加者を招き、研究発表会を行った。概要については、前回報告したが、本期間ではその振り返り……活動報告を読む

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最終成果報告会(2011年8月) ● 成果報告書PDF

立野小学校の研究課題に関する内容

学校名

横浜市立立野小学校

研究テーマ

ともにかかわり合いながら「自分づくり」を進めていく子の育成
 〜ICTの活用による人間力の育成〜

本実践の
セールスポイント

これまでICT活用研究というと、ICT機器を使うことに主眼が置かれることが多かった。しかし、本実践では社会科・生活科を中心とした教科指導を通した人間力の育成を中核としながら、その中でのICT活用を検討していく。その成果として、ICTの活用により、人間力がより育成されることを示すことができると考える。

現状と課題
(申請理由)

図
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本校は、平成12年度より先進的に英語活動の実践を進め、平成20年度からは「文部科学省学力向上実践推進校(社会科・生活科)」の指定を受けている。その成果を全国発表会として公開予定である。こうした様々な研究活動の中核にあるのは、数年来本校の研究テーマとなっている「ともにかかわり合う」「自分づくり」というキーワードに示された学校の教育理念である。このキーワードは正に、新学習指導要領に示されている「コミュニケーション能力の育成」や「人間力の育成」と同義であるとも言える。
 ICT活用の分野でも、平成17年度から電子情報ボードの活用研究を行い、平成20年度から視聴覚室のICT環境化、学校図書館データベース化にも取り組んでいる。しかし、これまでの実践はICT活用と人間力の育成を別々に考えていることが多く、ICT活用によって人間力を育成するという視点での実践や成果を得るには至っていない。

予想される成果

  • ともにかかわり合う活動の中にICT活用が自然に位置づけられ、「自分づくり」→「人間力」が育成されている。
  • 人間力とICT活用との関係について研究をすすめ、人間力を育成するための手立てとしてのICT活用の有効性について検証される。
  • 社会科を中心とした各教科の単元・授業の中でICT活用が一般化し、カリキュラムに位置づけられている。
  • 全学年全学級でのICT活用が日常化され、教師のICT活用指導力、児童の情報活用能力が高まっている

公開に関する情報

<文部科学省 学力向上実践推進校(生活科・社会科)>
<パナソニック教育財団 第35回実践研究助成 特別研究指定校>
平成22年10月29日(金) 研究発表会
ともにかかわり合いながら「自分づくり」をすすめていく子の育成
〜「自分づくり」をすすめる生活科学習、社会科学習、生活単元学習とICTの活用〜

【スケジュール】
13:30〜14:30 公開授業
14:30〜16:00 部会協議(生活、社会、ICT)
16:00〜 全体会
シンポジウム
コーディネーター:横浜国立大学 准教授 野中陽一先生
シンポジスト
玉川大学  :教授 堀田龍也先生
関西大学  :教授 黒上晴夫先生
慶応大学  :教授 鹿毛雅治先生
横浜国立大学:教授 西脇保幸先生 ほか

特別研究指定期間

平成21年〜平成22年

都道府県

神奈川県

研究代表者

大内 美智子(校長)

学校HP

http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/tateno/

アドバイザー

野中陽一 准教授(横浜国立大学)

立野小学校 財団活動日記の紹介

2010/11/05 横浜市立立野小学校の研究会発表会へ行ってきました

研究発表会は、授業公開(10学級)、部会協議、シンポジウムの3本立てで行われました。神奈川県内外から300名近い方が参加していました。

日記へ
2010/10/12 横浜市立立野小学校の授業研究会へ行ってきました
2010/05/24 立野小学校で授業研究会が行われました
2010/03/04 遠山理事長が横浜市立立野小学校を訪問しました
2010/02/10 横浜市立立野小学校で研究会が行われました